世界的にも有名なナイアガラの滝とレクリエーション運河に架かっているウェランド橋の両方に黄色い光が灯され、市民や訪れる人たちの話題となっています。
この取り組みはニューヨーク州ナイアガラフォールズ市が「Crush the Curve」と呼ぶキャンペーンの一環で、未だ沈静の兆しが見えない新型コロナウイルスの終息と市民の安全を願う想いが込められています。カナダのホースシュー滝からアメリカンフォールズは今後数週間にわたり毎晩黄色くライトアップされます。
こうした取り組みは他の地域でも広がりを見せており、ナイアガラフォールズからほど近いウェランドレクリエーション運河に架かるイーストメインストリートの橋でも黄色いLEDライトが灯されています。ナイアガラフォールズ市長のジム・ディオダティ氏は「他の都市にもこの運動が広がっていくことを望んでいます」と述べました。この特別な演出は4月10日まで継続されます。
さらに市長は「私は世界中にある多くの名所を希望の色である黄色で照らすことを提案しています。私たちの世界的な名所が一同に黄色く照らされ、子供たちが黄色のチョークを使って歩道に”Crush the Curve”と書けば感動的な光景になるはずです。今こそ皆の想いをひとつにする時です」と述べました。
ナイアガラフォールズに近いカナダのハミルトン市でもこうした活動が広がっています。市庁舎の前には都市のランドマークにもなっているユニークな看板があります。この看板はこれまでも様々な注意喚起を目的としてカラフルにライトアップされてきましたが、今回は新型コロナウイルスの世界的な拡散を受けて特別な装飾を行います。市長の事務所は「最前線で新型コロナウイルスと戦っている医療従事者や緊急隊員、および全てのハミルトン市スタッフに応援の思いを込めて看板を青い光で灯します」と述べました。
参考元 : CBC
https://www.cbc.ca/news/canada/hamilton/yellow-bridge-1.5514728