トロント大の学生 新型コロナウイルスの拡散予測マップを開発

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トロント大の学生 新型コロナウイルスの拡散予測マップを開発

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トロント大学工学科に在籍する18歳のシュレイ・ジェイン氏は新型コロナウイルスの拡散を防ぐために「Flatten.ca」というWebサイトを立ち上げました。このサイトは数日のうちに拡散され、新型コロナウイルスがどのような経路を辿ってカナダに蔓延しているかを計測する情報源として注目されています。

アクセスすると「渡航経歴の有無」、「新型コロナウイルスの懸念がある症状の有無」、「年齢や大まかな居住地」といった質問への回答を促されます。回答の情報はサイトのヒートマップに随時集約され、Flatten.caにアクセスしたユーザーは近隣地域の感染状況を閲覧することが出来ます。この画期的なサイトは公開からすぐに話題となり、3月27日から28日の間におよそ11万人もの市民がFlatten.caにアクセスしたとのことです。

開発者のジェイン氏は「ここまで規模が大きくなることは想定していませんでした」と語ります。ジェイン氏の開発チームは大学の講義を受講しながら日に12~14時間もの時間をサイトの更新に費やしており、公衆衛生研究者やコンピュータ科学者なども参画し、Googleからの支援を受けて運営を行っています。

多くのアクセス数を記録し注目を集めるFlatten.caですが、ジェイン氏は「まだ正確なデータとはいえません」と述べています。高齢者やインターネットにアクセスできない市民はFlatten.caへのアクセスが困難なため情報に偏りが生じていると懸念を語りました。ジェイン氏はさらに正確なデータを収集するため、より多くのカナダ国民が情報を提供してくれることに期待を寄せています。

チームは最も医療が必要とされる地域を予測できるようツールの改良を予定しており、病院間のネットワークを通じて的確な人員を配置することが可能になると述べました。

“Flatten.ca“はこちらからご覧いただけます。
https://flatten.ca/

参考元 : NATIONAL POST
https://nationalpost.com/news/world/how-bad-is-covid-19-in-your-area-university-students-launch-heat-map-to-track-virus-across-canada?video_autoplay=true

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