プリンスエドワード島とノバスコシア間のフェリー運航開始 5月1日より

毎年5月~12月に運航しているプリンスエドワード島とノバスコシアを結ぶフェリーは、今年も5月1日より運航を開始する予定であると発表しました。ただし、新型コロナウイルスの感染対策として検査を事前に行うことや、社会的距離を保つために乗客数を制限するなどの措置が取られます。事前検査では発熱、せき、呼吸困難などの症状がないかを乗客に尋ね、ひとつでも該当する症状がある方や回答を拒否した場合には乗船を断るとしています。ノーザンバーランド・フェリーの副社長であるドン・コーミエ氏がCBCに宛てた電子メールによると、乗客は各自家用車内に留まることもでき、レストランやギフトショップなどの施設は閉鎖されたままであると答えています。また、「一番の重要事項は感染を防ぐための社会的距離を保つことです。そのため、乗客用デッキの人数制限を行います」と説明。さらに、フェリーには綿密な洗浄と消毒が行われるとも話し、新型コロナウイルス対策における取り組みを強調しました。なお、5月の開始時点は便数を制限して運航されます。

4月1日、プリンスエドワード島は帰国した島民や慈善団体の職員など限られた乗客を除き、島への立ち入りを禁じました。また、カナダ運輸省は運航するすべてのフェリーに対し50%の乗客数削減と、可能な範囲で乗客を車両内に留めておくよう呼び掛けており、厳重な清掃と衛生対策を求めています。これに対しコーミエ氏は「私たちは地域社会と経済を支援するために適切なサービスを提供する準備ができています」と運航開始に向けて準備が整ったことをアピールしました。

参考元 : CBC
https://www.cbc.ca/news/canada/prince-edward-island/pei-northumberland-ferries-don-cormier-covid-19-pandemic-1.5528215