カナダの気候・気温について解説 日本と比べて過ごしやすい?

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カナダの気候・気温について解説 日本と比べて過ごしやすい?

更新日:2024/01/10

カナダの気候・気温について解説 日本と比べて過ごしやすい?

カナダはロシアに次ぐ世界第2位の国土を誇り、ロッキー山脈やナイアガラの滝など世界的に有名な景勝地を多数有します。気候区分はほとんどが亜寒帯気候に属し、タイガと呼ばれる大針葉樹林帯が広がります。一方で、温暖な地域は人口も多く、観光や留学、ワーキングホリデーの滞在先として人気です。広大なカナダは地域ごとに気候が異なるため、渡航時には適した服装や雨具等を準備しましょう。
このページでは日本と比較したカナダの気候や季節、留学におすすめのシーズンなどをエリア別に紹介します。

カナダの気候は過ごしやすい?

カナダの気候は日本と同じように四季がありますが、国土が広大なため地域ごとの特徴があります。例えば、西海岸は太平洋の影響から温暖で雨が多い一方、大西洋に面する東海岸は寒く乾燥しています。夏は30度を超えることはほとんどなく過ごしやすいですが、秋から冬にかけては雪が降り続き気温が氷点下になる地域もあります。地球温暖化で世界的に気温が上昇している中、涼しく爽やかな季節が長いカナダは過ごしやすい国と言えるでしょう。
カナダの一般的な気候は以下の通りです。

3月から5月:気温は徐々に上昇し、日中は20度前後になります。春期にあたりますが、夜間はまだ冷え込むため長袖や上着を準備しましょう。
6月から8月:夏となり、気温は最高で30度前後まで上がります。湿度が低く温暖でカナダで最も過ごしやすい季節です。
9月から11月:気温は徐々に下がり、日中でも10度を下回る日が多くなります。冬に備えて厚手のコートやブーツを準備しておくと良いでしょう。
12月から2月:冬期にあたり、北部では氷点下30度まで冷え込むことも珍しくありません。南部でも10度以下になる日が多く、雪が降ることもあります。

日本に近い気候の地域は?

太平洋沿岸に位置するブリティッシュコロンビア州は、日本の四季と近い気候特徴を持つ地域です。中でもバンクーバーは一年を通し気候が穏やかで、カナダでもっとも住みやすい都市として人気があります。7月~8月は日中でも蒸し暑さがなく、ベストシーズンとして世界中から多くの観光客が訪れます。冬から初夏までは雨がやや多くなりますが雪もほとんど降らず、一年を通して過ごしやすい地域と言えるでしょう。また、“カナダ最大の都市”と称されるトロントも比較的日本に近い気候です。日本ほどではありませんが夏は蒸し暑く、寒さ厳しい長い冬は冬季ならではの楽しみ方が数多くあります。

カナダ各地の気候は?

沖縄と北海道の気候が違うように、広大な国土を持つカナダもエリアによって気候や天候が異なります。
大きく5つに分類される地域ごとに、四季や気候の特徴を紹介します。

太平洋沿岸地域:バンクーバー、ビクトリア
中南部地域:トロント、モントリオール
内陸部地域:アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州
大西洋沿岸地域:ニューファンドランド・ラブラドール州、プリンスエドワードアイランド州、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州
北部地域:ヌナブト準州、ノースウェスト準州、ユーコン準州

太平洋沿岸:バンクーバー/ビクトリア

バンクーバーやビクトリアがある太平洋沿岸地域は、日本と気候が似ており観光や留学先としても人気です。このエリアはカナダの中でも環境が良く、日本から訪れてもすぐに馴染める地域と言われています。
春は温暖な桜の季節。夏は日本より過ごしやすい20度前後の気温で、爽やかな日が続きます。特に7月~8月は観光シーズンとなり、世界中から観光客が訪れます。秋は晴天が多く、有名なメイプル街道で色鮮やかな紅葉が楽しめるでしょう。冬も大きく冷え込むことはなく、雪が降ることはほとんどありません。一方で、冬から初夏は雨や曇天が多いため注意が必要です。
なお、スキーリゾートで有名なウィスラー周辺は山岳地域のため、冬は特に厳しい寒さとなり雪が降り積もります。

晴天が多く雨の日は肌寒い
日中は日差しが強いが蒸し暑くなく爽やか
爽やかで過ごしやすい
それほど寒くない ※ウィスラー地域を除く

中南部:トロント/オタワ/モントリオール/ケベックシティ

カナダの2大都市トロントモントリオールがある中南部エリアは、北緯が北海道の旭川市とほぼ同じで夏はやや暑く冬は寒さ厳しい地域です。春の訪れも東京より1か月ほど遅く、4月~5月でも冬服が必要になるほど冷え込みます。夏を迎える6月~8月頃は気温が上がり、特にトロントは湿度が高く蒸し暑いのが特徴です。秋が深まる9月下旬から10月中旬にかけては爽やかな日が続き、紅葉が最も美しく色づきます。12月~3月は冬となりエリア一帯が激しく冷え込みます。比較的寒さが穏やかな南部でも降雪し、北部ではマイナス30度を下回る日もあり注意が必要です。

肌寒い日が多い
蒸し暑い
爽やかな日が続く
寒さは厳しい

内陸部:エドモントン/カルガリー/バンフ/ウィニペグ/サスカトゥーン

アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州が内陸部です。ロッキー山脈が連なり、五大湖周辺には”プレーリー”と呼ばれる大草原が広がります。エドモントンやカルガリーはカナダ屈指の都市ですが、内陸部全体としては1年を通して曇りが多く哀愁漂う田園風景が特色です。雨が多い春以降は湿度が低く過ごしやすい気候が続き、郊外では農業が盛んに行われます。一方で、朝晩の冷え込みや豪雨、竜巻に見舞われることもあるため注意が必要です。9月いっぱいで短い秋を終えた後は、暴風雪が続く寒さ厳しい冬となります。

雨が多い
乾燥した晴天が長期間続く
短いが比較的穏やかな気候
風が強く厳しい寒さ。積雪量も多い

大西洋沿岸:セントジョンズ/シャーロットタウン/ハリファックス/モンクトン

東海岸に位置するこのエリアは、年間を通し日本より涼しい傾向があります。春は暖かく過ごしやすい一方、雨が多く山岳地帯では雪が降ることも少なくありません。夏は日差しが強く、20度前後まで気温が上昇。7月が最も暖かく、すぐに長い秋がやってきます。小説『赤毛のアン』の舞台となったプリンスエドワード島が有名で、朝晩は肌寒いですが日中は暖かく過ごしやすい気候です。冬は大西洋の影響でカナダの中では寒さが緩やかで、ハリファックスがあるノバスコシア州は温暖な地域となります。ただし、日中でも氷点下まで冷え込み広範囲で雪を降らせる嵐“スノーストーム”が度々発生するため注意が必要です。

雨が多く、朝晩は冷えるが日中は暖かい
涼しく過ごしやすい
夏を過ぎると急速に気温が下降。朝晩は冷込むが穏やかな気候が長く続く
降雪を伴う嵐に注意

北部:イエローナイフ/ホワイトホース

北極海に面するカナダ北部地域はオーロラが観賞できるヌナブト準州、ノースウエスト準州、ユーコン準州で構成されます。夏には夜間でも太陽が沈まない“白夜”の現象を見られるのも特色のひとつ。東京より1か月ほど早く季節が進み、比較的過ごしやすい春夏(4月~9月)でも10度を下回ることがあります。短い夏と秋が過ぎると季節は一気に厳しい冬となり、平均気温マイナス20度、寒い日にはマイナス50度に達します。また、太陽が昇らない“極夜(きょくや)”が発生し、一日中薄暗い日が続きます。寒さが厳しい一方で雨天や竜巻、嵐は少なく、気候面からもオーロラ観測に適した地域と言えるでしょう。

暖かく過ごしやすい
短く日差しは強いが気温は上がらない(白夜)
短く寒暖差が激しい
長く寒さが厳しい(極夜)

カナダ各地の気温は?

太平洋沿岸:バンクーバー/ビクトリア

太平洋沿岸は1年を通して寒暖差が少なく、2~23度の幅で変動します。マイナス4度未満や26度を超えることは滅多にありません。
春の訪れは日本よりひと月ほど遅く、気温もやや低めです。夏は短いものの30度を超すことはなく、8月でも最高気温22度、平均では18度程度と日本と比べ過ごしやすい地域となります。秋季の9月から11月は中旬からぐっと冷え込みますが、冬は3~8度程度と比較的温暖です。
例えとして夏は札幌のような涼しさで爽やかな日が続き、冬は東京や大阪と同程度の寒さとなります。

3月(5~12℃)、4月(6~14℃)、5月(9~18℃)、6月(12~21℃) 日本よりひと月ほど遅い
7月(14~22℃)、8月(14~22℃) 日本と比べ気温が低い
9月(12~19℃)、10月(8~14℃)、11月(5~9℃) 11月中旬より冷え込む
12月(3~7℃)、1月(3~7℃)、2月(3~8℃) 比較的温暖

中南部:トロント/オタワ/モントリオール/ケベックシティ

トロントの夏は平均最高気温が28度まで上昇します。梅雨がないのも特色ですが、ほかの地域と比較して蒸し暑く感じるでしょう。冬の訪れが早く、10月後半には冬支度が必要です。1月~2月は日中でも氷点下となりますが、オンタリオ湖の影響から寒さが緩やかで降雪もほとんどありません。
また、中南部は季節で日照時間の差が大きい地域です。冬は8時の日の出から17時に沈むまで9時間ほどの日照時間ですが、夏至の6月は6時に日が昇り21時頃に沈むため15時間もの日照時間があります。

3月(-2~5℃)、4月(4~12℃)、5月(10~19℃) 日本に比べやや寒い
6月(15~24℃)、7月(18~27℃)、8月(18~26℃) やや蒸し暑い
9月(14~23℃)、10月(8~15℃)、11月(2~9℃) 日本より早く寒くなる
12月(-3~3℃)、1月(-7~0℃)、2月(-7~0℃) 寒さは厳しいが降雪は少ない

内陸部:エドモントン/カルガリー/バンフ/ウィニペグ/サスカトゥーン

10月から急速に気温が下がり始め12月~2月は日中でも平均マイナス10度、寒い日はマイナス40度まで冷え込みます。一方で、月に1~2度ロッキー山脈東側に吹く“チヌーク(Chinook)”と呼ばれる暖かい風(フェーン風)の影響で20度近くまで急上昇し一週間ほど寒さが和らぐこともあります。初夏となる6月は日中の平均気温が20度を超え、最も暑い7月でも25度を上回ることはほぼないまま短い夏を終えます。1年の半分が冬となり、晴天率が高く雨や雪はほとんど降りません。1年を通して気温がマイナス9度から30度で変動するエリアです。

3月(-7~4℃)、4月(-2~11℃)、5月(4~16℃) 3~4月上旬は寒い
6月(8~20℃)、7月(10~23℃)、8月(9~22℃) 湿気が少なく過ごしやすい
9月(4~16℃)、10月(0~12℃)、11月(-8~3℃) 秋らしいのは9月のみで寒い
12月(-12~-2℃)、1月(-14~-3℃)、2月(-11~-1℃) チヌークで寒さが和らぐことも

大西洋沿岸:セントジョンズ/シャーロットタウン/ハリファックス/モンクトン

大西洋沿岸は暖かい海洋の影響で比較的温暖な地域ですが、緯度に幅があるためエリアごとに気候や天候が大きく異なります。セントジョンズがあるニューファンドランド島は全体で5度の幅があり、冬は気温が下がらず夏も涼しい地域です。ひんやりする朝晩に対し日中は暖かい陽気の春。6月~8月の夏は20~23度ほどで、まれに30度まで上昇します。9月~10月初旬は8~22度で日中は暖かく過ごしやすい一方、朝晩は肌寒く下旬には初雪が観測されることもあります。11月には冬らしい気温となり、12月~2月は日中でも氷点下まで下がり60~70cmほどの積雪があります。

3月(-6~1℃)、4月(-1~7℃)、5月(4~14℃) 朝晩冷え込み日中は暖かい
6月(10~20℃)、7月(14~23℃)、8月(14~23℃) 30℃まで気温が上がることも
9月(9~18℃)、10月(4~12℃)、11月(-1~6℃) 朝晩は肌寒い
12月(-8~0℃)、1月(-12~-3℃)、2月(-11~-3℃) 積雪がある

北部:イエローナイフ/ホワイトホース

春や秋が短い一方で、夏は涼しく過ごしやすい地域です。春にあたる4月~5月は平均気温がおよそ15度ですが、夜は氷点下まで下がることも少なくありません。夏は6月~8月で22~27度、夜間は10度前後です。9月に入ると季節は駆け足で進み、10月には雪が降り始めます。夏から冬へと急速に移り変わるこの時期は特に1日の寒暖差が激しく、朝晩は防寒対策が必須です。最も寒い1月~2月はオーロラ鑑賞のシーズンとなり、気温は北極圏と同程度のマイナス30~40度まで下がります。

3月(-21~-9℃)、4月(-11~2℃)、5月(1~13℃) 春は短く夜は氷点下に
6月(9~20℃)、7月(13~23℃)、8月(11~20℃) 涼しく過ごしやすい
9月(4~13℃)、10月(-2~4℃)、11月(-14~-7℃) 朝晩の寒暖差が激しい
12月(-24~-16℃)、1月(-26~-18℃)、2月(-26~-16℃) 厳しい寒さ

カナダで過ごす際のおすすめの服装は?

太平洋沿岸:バンクーバー/ビクトリア

日本より遅めの春はやや寒く、4月上旬でも厚手のコートがあると安心です。5月でも朝晩は10度以下になり防寒は必要ですが、日中は暖かく長袖シャツに薄手のカーディガンなどで過ごせます。夏は日本の夏と同じ服装で大丈夫ですが、日差しが強いので日焼け止めやサングラス、帽子が必要です。秋は雨の日が多く肌寒いため、ジャケットやセーター、薄手のコートが必須です。冬季は長いものの気温が0度を下回ることはないため、日本の冬と同程度な装備で十分です。ただし、雨が多いので雨傘やレインコート、長靴があると便利です。

厚手のコートがあると安心
日焼け止め・サングラス・帽子を準備
薄手のジャケットにセーター、雨対策グッズが必要
日本の冬と同じ冬支度。レインコートや長靴も準備

中南部:トロント/オタワ/モントリオール/ケベックシティ

日本と同じく4月頃に春となり冬の寒さが緩み始めますが、まだコートやセーターは必要な季節です。5月に入ると徐々に気温は上がりますが、朝晩は冷え込むため長袖シャツの上に羽織物を一枚羽織る程度の服装がおすすめです。6月からはぐっと気温も上がり、7~8月になると半袖など夏らしい服装が楽しめます。ただし、急な豪雨に備えレイングッズを用意するとよいでしょう。日差しも日本より強いため、帽子やサングラスは必須です。9月になると気温が下がり始め11月は冬となり、コートやジャケット、厚手のセーターが必要です。本格的な冬が到来する12月は寒さが厳しく防寒グッズの準備も必要ですが、屋内はかなり暖かいため温度調節ができる服装を心がけましょう。

コートやセーターが必須アイテム。5月になると長袖シャツに羽織物
半そで半ズボン。レイングッズも常備
コートやジャケット、厚手のセーター
北海道並みの寒さ。温度調節できる服装で

内陸部:エドモントン/カルガリー/バンフ/ウィニペグ/サスカトゥーン

冬の長いこの地区も4月後半から5月頃には寒さが和らいでいきますが、日中はまだ16度前後となり長袖シャツに薄手のセーターや上着を羽織りましょう。夏の6月~8月頃は24度前後と気温が上がり、日中はカッターシャツやTシャツでも快適に過ごせます。ただし、夜は10度前後にまで冷え込むためセーターやジャケットで体温の調節をしましょう。秋は短く朝晩は真冬並みに冷え込むこともあり、防寒が必須となります。冬は10月~4月と長く、気温もぐっと下がります。この地域の山岳部は特に防寒対策が必要ですが、暖かいチヌーク風が吹くと気温が一気に上昇します。気温差が激しいこの時期は、特に体温調整ができる装備をおすすめします。

長袖シャツや薄手のセーターまたはトレーナー
半袖長袖シャツ1枚。夜は上着が必要
薄手のコートやセーター。朝晩は防寒グッズを
しっかりとした防寒対策が必要

大西洋沿岸:セントジョンズ/シャーロットタウン/ハリファックス/モンクトン

大西洋沿岸の春は爽やかな日が多く5~6月になると夏日もありますが、肌寒い日もあるためジャケットやパーカーなどの羽織物を用意しましょう。夏は暑いものの湿度が低いため、爽やかで過ごしやすい地域です。9月下旬~10月中旬は秋となります。冬は海流の影響で内陸部ほど寒くはありませんが、コートやダウンジャケットなど冬の装備は必要です。カナダでは野外に蚊やブヨなどが多く、特に北部地方に訪れる際は肌の出ない長袖長ズボンを着用し虫よけスプレーを準備するとよいでしょう。

長袖のシャツに朝晩は羽織物
半そでで過ごせますが朝晩は羽織るものがあるとよい
寒暖差が激しいので調節できる服装を
コートやダウンジャケットが必要

北部:イエローナイフ/ホワイトホース

春にあたる4月~5月は日中暖かくなりますが、夜は氷点下になることもあり温度調節できる上着が必要です。夏は気温が高くなりますが、朝晩は冷え込むこともあり羽織物は必要です。9月下旬は冬の気配が感じられ、10月からは雪が降り始めるため冬服が欠かせません。1日の寒暖差が激しく厚手のダウンジャケットなどを準備しましょう。最も寒い1月~2月はマイナス30度近くまで気温が下がります。オーロラ観賞などで外出する際は、ニット帽と耳あて、二重の手袋、厚手のマフラー、ダウンジャケット、スノーブーツ、厚手の靴下、ネックウォーマーなど厳重な装備を心がけましょう。防寒具は現地でレンタルすることも可能なため活用するのもおすすめです。

夜はかなり冷えるので防寒対策が必要
涼しいので長袖シャツか半そでに羽織物
寒暖差が激しく厚手の上着が必要
防寒装備は必須

留学におすすめのシーズンは?

カナダ留学は、バンクーバー、ビクトリア、トロントの3都市が人気です。特に、バンクーバー、ビクトリアが位置する太平洋沿岸は日本と比較的気候が似ているため日本人が過ごしやすい地域です。1年を通して温暖で、春から夏は蒸し暑さがなく爽やかな時期が続きます。ただし、冬から初夏までは長い梅雨のように数か月間も雨や曇りの日が続き、日光浴不足が問題になるほどです。この時期に渡航する場合は、雨具の準備に加えビタミンD不足やSAD(Seasonal Affective Disorder)と呼ばれる季節性うつにも注意が必要です。中南部のトロントや内陸部のカルガリーも6月~8月頃は過ごしやすい気候で、21時ごろまで日照時間が続くため活動時間が長くとれます。
留学のおすすめシーズンは気候の良い春から秋ですが、冬は渡航費用が安くなり費用面ではベストシーズンと言えます。
カナダ留学については、カナダ留学の特徴・メリットデメリットを徹底解説もご参照ください。

カナダ入国・渡航にはeTA(イータ)の事前申請が必要です

観光を目的としてカナダへ渡航する際は、eTA(イータ)の申請が必要です。eTA(イータ)とはカナダ政府およびカナダ移民局が定める電子渡航認証制度で、オンラインで申請できます。eTA(イータ)は申請日より5年間またはパスポートの期日まで有効となり、有効期限内であれば複数回カナダへの渡航が可能です。カナダでの長期滞在や就労・留学を希望する際は目的に合わせたビザの取得が必要となりますが、6か月以内の滞在ではeTA(イータ)申請のみでカナダへの渡航が認められます。ただし、6か月以内の滞在でも現地での就労を予定している方は対象外となりますので注意が必要です。
eTA(イータ)の申請方法については、カナダ渡航に必要なeTAの申請方法を日本語解説をご確認ください。

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