【2023年最新】世界で最も住みたい国ランキングTOP10

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【2023年最新】世界で最も住みたい国ランキングTOP10

更新日:2023/11/14

カナダ国旗と家

NUMBEOが毎年発表している「住みたい国ランキング」の2023年版には2019年より発生した新型コロナウイルスによる世界的感染拡大の影響が強く見られます。
このページでは「住みたい国ランキング2023年版」より、新型コロナウイルスによる世界的混乱とそれにより生じる生活の質や価値観の変化について解説します。

”NUMBEO”とは

世界中の都市や国々の生活情報をデータベース化するサービスで、様々な側面から評価した”生活の質指数”をもとに「住みたい国ランキング」を毎年前期と後期の2回発表しています。 “生活の質指数”とは、購買力指数、生活費指数、住宅価格と所得の比率、安全性指数、健康管理指数、通勤時間指数、汚染指数、気候指数を考慮し全体的な生活の質を推定したものです。

新型コロナウイルスの世界的混乱とランキングへの影響

新型コロナウイルスの発生と各国政府の対応

2023年版の特徴として、世界的に感染拡大した新型コロナウイルスに対応した生活様式の変化や地理的・人為的要因による影響が見られます。
2019年に中国を起点に発生した新型コロナウイルスは人と物の往来により瞬く間に広がり、世界保健機関(WHO)は2020年3月11日にパンデミック(世界的大流行)を宣言。各国に注意と対策を呼びかけました。これを受け、各国政府は独自に防疫策を導入。アメリカ政府は入国制限を実施するとともに非常事態宣言を発令し、ニューヨークなど主要都市においてロックダウンを実施しました。欧州諸国も相次いで国境管理を導入し、感染拡大防止策として集会の禁止や学校閉鎖が実施されました。オーストラリアではオーストラリア国籍者または永住者とその家族を除き、海外からの入国と州境を越える移動を禁止しました。日本でも水際対策を強化し、数度にわたり緊急事態宣言を発令。不要不急の外出自粛と飲食店等の営業自粛が要請されました。

コロナ禍がもたらした生活様式の変化

感染経路と考えられる飲食店や事業所、教育機関等が閉鎖されることにより、人々の生活も大きく変化しました。日本総研が2021年5月に発表したレポートによると、2020年における世界の失業率は前年より1.1%上昇し6.5%となったことが分かります。この数値は2008年のリーマンショック以来の水準といえます。このような経済活動の低迷と将来への不安感から購買力指数はどの国も大きく減少しました。住宅価格と所得の比率はわずかに減少傾向にあり、住宅費をより低く抑えようとする動きが見られます。通勤時間指数も減少傾向にあり、他人との接触を避けるために推奨された在宅勤務や遠隔授業の影響が反映されました。また、安全指数も軒並み減少しており、ロックダウンにより無人となった工場や店舗を標的とした窃盗や家庭内の暴力など、生活困窮とストレス増大による悪化が報告されています。

新型コロナウイルスを要因とするヘイトクライムが社会問題に

欧米諸国ではパンデミックと中国の関係を強調した中国批判の論調が強まっています。アジア系市民を対象としたヘイトクライムが発生し、東アジアおよび東南アジア系市民が路上で襲われ怪我を負う事件が多発しました。アメリカのアジア系人権団体「STOP・AAPI・HATE」は、パンデミックが確認された2020年3月から2021年6月までに9081件の暴力や嫌がらせがあったことを報告。その約半数が2021年の6か月間に集中していることから、人権団体はマイノリティーへの敵意が拡大していると警告しています。

2023年 最も住みたい国ランキングトップ10

1位:オランダ(前年3位)

2位:デンマーク (2位)

3位:スイス (1位)

4位:ルクセンブルク (エントリー外)

5位:フィンランド (4位)

6位:アイスランド (6位)

7位:オーストリア (8位)

8位:オマーン (エントリー外)

9位:オーストラリア (5位)

10位:ノルウェー (10位)

2023年 最も住みたい国ランキングワースト10

84位:ナイジェリア (前年87位)

83位:バングラデシュ (85位)

82位:ベネズエラ (83位)

81位:スリランカ (84位)

80位:イラン (86位)

79位:フィリピン (81位)

78位:ペルー (82位)

77位:レバノン(74位)

76位:ベトナム (79位)

75位:エジプト (80位)

日本は13位、カナダは25位

日本は治安の良さと医療制度を評価され、今年も13位にランクイン。他の上位国に比べ生活費と収入に占める住宅費の高さがネックでしたが、コロナ禍による収入減で生活費や住宅費を抑える傾向がみられます。カナダは前年から順位を2つ落とし25位、隣国のアメリカは2つ上昇し17位となりました。
”生活の質”を数値化する各指数からは、購買力が高く収入に占める住宅費の割合が低いことが分かります。しかし、安全面の指数はコロナ禍前と比べ低下し、カナダでも治安の悪化が見られました。在宅勤務の推進により今後は人口が過密する都市部を避け、郊外や国外への移住を希望するケースの増加が予想されます。都市部の利便性と国や地域ごとの感染リスクなどを考慮し、”住みやすさ”をどのように読み解くか今後のランキングに注目が集まります。

カナダで最も住みやすい地域は?

カナダは世界中から住みやすい国として高く評価されています。国土が非常に広いため各地に独自の文化を持つ都市が所在していますが、市民や移民から人気が高い住宅地域はオンタリオ州に集中しています。
治安、気候、雇用状況、平均世帯年収、家賃、交通のアクセス、医療態勢のほか、文化面の充実度などを総合的に判断したうえで生活しやすい地域をご紹介します。

オンタリオ州 オタワ(Ottawa)

カナダの首都オタワは、オンタリオ州とケベック州との境に位置します。古くから政府機関が多いため、カナダで最も英語・フランス語のバイリンガル人口が多い都市です。トロントバンクーバーと比べて家賃は安価で、雇用も充実している利点があります。政府機関の仕事だけでなくIT企業が集中する地区もあり、地域の世帯収入はカナダの平均額を上回っています。さらに、治安が良いことや充実した交通網も暮らしやすい理由に挙げられます。

オンタリオ州 グリムスビー(Grimsby)

ナイアガラ地区にある小さな街で、気候の良さや手頃な住宅価格、失業率の低さなどが評価されています。賃貸住宅の平均価格は2LDKで約900カナダドル(約86,000円)と、オンタリオ州でも安価な地域です。ハミルトンやナイアガラ方面で働く市民のベッドタウンで、近年は人口増加が著しい傾向にあります。

オンタリオ州 ナイアガラ・オン・ザレイク(Niagara-on-the-Lake)

ナイアガラの滝から車で30分ほどの場所に位置し、美しい街並みが特長です。数年間で人口が急増し、英語・フランス語を母国語とする住民は20%を超えます。失業率が低いことや家賃の安さ、温暖な気候などが暮らしやすい点として評価されています。

オンタリオ州 オークビル(Oakville)

トロントとハミルトンの中間に位置する街で、郊外の高級ベッドタウンとして知られます。近年では新興住宅地や低層マンションが開発され、手頃な住宅や賃貸物件が増えています。移民が占める人口も多く、英語・フランス語以外を母国語とする住民は33%に上ります。トロントへの通勤・通学が便利で、治安も良いことから家族で生活しやすい地域です。

オンタリオ州 バーリントン(Burlington)

バーリントンはトロントとナイアガラ地区の中間に位置する街です。トロントやハミルトンエリアへの通勤が可能で、近年はベッドタウンとして注目されています。自然が多く治安も良いことから、子育て世代の家族から高い評価を得ています。移民が占める人口の割合はおよそ3割で、失業率が低い点も人気の理由です。

ブリティッシュコロンビア州 ウェストバンクーバー(West Vancouver)

カナダ国内トップクラスの高級住宅地で、住宅価格は非常に高めです。移民が占める人口の割合が38%と高く、特に中国系・中東系の住民が多い傾向にあります。家賃の高さはネックですが失業率は低い傾向にあり、移民への寛容さや治安が良い面で人気の住宅地となっています。

短期のカナダ入国・渡航にはeTA(イータ)の事前申請が必要です

カナダでの長期滞在や就労・留学を希望する際は目的に合わせたビザの取得が必要となりますが、6か月以内の滞在ではeTA(イータ)申請のみでカナダへの渡航が認められます。ただし、6か月以内の滞在でも現地での就労を予定している方はeTA(イータ)申請の対象外となります。
カナダでの短期滞在に必要なeTA(イータ)に関する詳細は「eTA(イータ)とは」をご確認ください。

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