未成年者のカナダ渡航・同意書について

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未成年者のカナダ渡航・同意書について

未成年者のカナダ渡航について

カナダでは未成年者の連れ去りや離婚した親権者以外の片親による子供の不法な連れ去り等を防ぐためにハーグ条約を締結しております。
よって、18歳未満の方がカナダで入国審査を受ける際、安全確保のためにハーグ条約に基づいた綿密な検査が行われます。
それに従いカナダ移民・難民・市民権省(IRCC)は未成年者(18歳未満)の渡航時には、両親または後見人による渡航同意書と書類の持参を推奨しています。このページでは未成年者がカナダを訪れる場合に用意すべき書類や注意点について解説いたします。

未成年(18歳未満)の渡航者が書類を必要とするケース

手配して頂く渡航同意書や書類等は入国時に自ら提出するものではございませんが、18歳未満の渡航者が以下のケースに当てはまる場合、入国審査官に書類の提示を求められることがあります。

  • 18歳未満の方が一人で旅行する場合
  • 片一方の親と旅行する場合 (両親が別居・離婚、もしくは片親が死去されているか否かにより必要な書類が異なります)
  • 養父母または法的後見人と旅行する場合
  • 両親、法的後見人以外の成人と旅行する場合

同意書の提示を求められた際、入国審査官が書類を確認しかねる際には審査が長時間に及び、カナダへの入国が認められないことも予想されます。入国手続きを問題なく完了するためにも渡航同意書を用意して頂くことを推奨しております。

子供の不法な連れ去りを防ぐ「ハーグ条約」とは

ハーグ条約は片方の親による国境を越えた子供の連れ去りや、夫婦間の同意がないまま子供を異なる居住地に留置させる等の“不法な子供の連れ去り問題”が世界的に問題視されるようになったため1980年に制定されました。海外渡航者や国際結婚が増加するにつれ、家族関係が破綻した場合に片方の親が一方的に子供を海外へ連れ出し、もう一方の親への接触を断絶する事例が増えております。
連れ去られた子供はこれまでの生活からの急な変化や異なる文化・言語環境への適応を求められたり、友人や親との交流が絶たれてしまったりと様々な障害が発生します。ハーグ条約は子供をこうした状況から守るべく国を越えて制定され、現在では103か国もの国や地域で締結されています。ハーグ条約は両親が日本人同士の場合も対象となります。

未成年者のカナダ渡航に必要となる書類とは

カナダを訪れる際には、年齢に関係なく必ずeTA(イータ)申請を事前に行う必要があります。eTA(イータ)に関しては渡航時に認証書類などを提示することはございませんが、メモなどに認証番号を控えておくことをお勧めします。 また、18歳未満の未成年者が渡航する場合にはeTA(イータ)や両親もしくは法的後見人による渡航同意書のほか、渡航状況によって追加する書類がございます。 書類は英語またはフランス語にてご準備頂くか、書類内容の英語訳・フランス語訳のご用意をお願いします。 未成年者がカナダへ入国する際に準備して頂く書類は以下の通りです。

1. 18歳未満の方が一人で旅行する場合

  • 出生証明書または戸籍謄本の写し
  • 両親または法的後見人による渡航同意書(両親または法的後見人の住所・連絡先と、カナダ国内にて渡航者の責任を請け負う成人の署名・住所・連絡先の記載が必要となります)

2. 両親ではなく片方の親と旅行する場合

  • 出生証明書または戸籍謄本の写し
  • 同行しない片方の親の署名入り渡航同意書
  • 同行しない片方の親のパスポートまたは身分証明書のコピー

両親が別居・離婚している場合の追加書類

親権について記載された法的に有効である書類(監護文書) ※ 渡航同意書には親権を持つ親のみの署名で問題ありません。

片方の親が死去している場合の追加書類

死亡証明書の写し

3. 養父母または法的後見人と旅行する場合

  • 養父母の場合は養子縁組書類のコピー
  • 法的後見人の場合は登記事項証明書のコピー

4. 両親、法的後見人以外の成人が同行して渡航する場合

  • 両親、法的後見人の署名・住所・連絡先が記載された渡航同意書
  • 両親、法的後見人の署名入りのパスポートまたは公的身分証明書のコピー

渡航同意書の作成

未成年者がカナダへ入国する際、両親または法的後見人の署名や連絡先が記された渡航同意書を手配して頂く必要があります。
渡航同意書はカナダ移民・難民・市民権省(IRCC)の公式サイト上にサンプル公開をしておりますのでご活用ください。
同意書には内容・形式を定めた公式ガイドラインはありません。渡航目的に合わせて形式を変更することも可能です。
同意書は英語またはフランス語にて作成することが必須となります。各項目を日本語訳した記入例を参考にご準備をお願いします。

未成年者が安全にカナダへ渡航するために

未成年者がカナダを訪れる際に手配して頂く書類の中には公証役場で発行していただくものもあり、書類の手配に時間を要することも予想されます。
渡航の目的によって必要書類が異なりますので事前に十分な確認を行いましょう。
渡航同意書や出生証明書などの書類は入国する際に自主的に提示するものではありませんが、渡航者の年齢や状況により提示を要求するケースがございます。
提示できない場合は入国審査に時間を要するだけでなく、入国拒否と判断される可能性もあります。
外務省や大使館では入国時のトラブルを防ぎ、未成年者が問題なくカナダへ渡航できるよう渡航同意書の手配を強く推奨しています。

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更新日 : 2023/09/27

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