
更新日 : 2023/10/13

更新日 : 2023/10/12

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更新日 : 2023/09/27

更新日 : 2023/10/13
更新日:2023/11/14
Contents
カナダは古くから外国人の受け入れ体制が整備されている国として知られ、現在も移住や永住を目的として国外から多くの市民が訪れます。特にバンクーバーやトロントなどの都市部は多くの移民が居住し、日本からの移住者も多く見受けられます。
カナダ政府は毎年30万人以上の外国人にカナダ永住権を発行し、率先して国外からの移民を受け入れています。カナダでの永住権を取得した方は “Permanent Resident” (永住者)として認められ、カナダ市民と同じく就学、就労、居住する権利が与えられます。ただし、永住権を取得した方であっても選挙権は与えられません。また、カナダ国籍のパスポートも取得することができませんが、それ以外はカナダ市民と同様の権利が認められます。カナダの移民制度は公平で透明性があり所定の条件を満たすことで永住が認められるため、他国と比べて永住権が取得しやすい傾向にあります。
このページではカナダへの移住や永住権に関する条件等について詳しく解説します。
カナダでの永住権を取得した方は以下の権利が与えられます。
永住権が認められた方は期限が設定されることなく自由にカナダ国内で居住が認められ、カナダ市民権者と同様の社会保障、高等教育、就労機会が与えられます。永住権を維持するには過去5年間に少なくとも730日間カナダに滞在している必要があります。730日間は連続した期間ではなく、合計の滞在期間にて算出します。
カナダには60を超える移民プログラムがあり、将来的に永住を希望する方に向けて様々なプランが用意されています。主な移民プログラムは連邦スキルワーカープログラム(FSWP・FSTP)、カナダ経験クラス(CEC)、州指名プログラム(PNP)、ケベック移民プログラム(PEQ・QSW)、ファミリークラス、ビジネスクラス、ケアギバークラスに分類されます。連邦スキルワーカープログラムは所定の条件を満たす熟練技能者、カナダ経験クラスとビジネスクラスはカナダ国内での実務経験がある方、州指名プログラムは特定州の経済に貢献できるスキルを所有している方、ファミリークラスはカナダの永住権を保有している方の家族や親類が対象となります。申請条件は各移民プロブラムにより異なりますが、基本的な語学力のほか学歴や職歴などが審査において重要となります。移民プログラムの申請を希望する方は、以下の項目から自身に適した条件をご確認ください。
カナダへの永住を希望する外国籍の方で、熟練した技能を持つ技術者を対象としています。
職業分類(NOC)に該当する職種に就労した経験があり、所定のスキルを有していることが求められます。
FSTPは特定の技術職や技能職に従事している方を対象としています。FSWPと比べて語学力に関する要件が緩和されています。
CECは永住権を希望する技能職経験者のためのプログラムです。カナダ国内でスキルワーカーの仕事に1年以上従事した方が対象となります。
PNPは各州政府による独自の永住権プログラムです。州内の労働規模や市場のニーズに合わせ、必要とする人材を州の基準により選定します。
州から指名を受けた後に連邦政府へカナダ永住権を申請することができます。
PNPにおける要件は州により異なります。要件に関する詳細は各州政府の移民申請プログラムページをご確認ください。(各州政府の関連ページに遷移します)
ケベック州はカナダ政府と移民に関する特別協定を結び、州独自の移民プログラムを制定しています。
代表的なプログラムとして“ケベック技能労働者プログラム”(QSW)と“ケベック体験プログラム”(PEQ) があり、いずれも職業分類(NOC)に該当する職種の就労経験と所定のスキルを有していることが求められます。申請にあたりケベック州への移住意思を示すことが求められますが、永住権取得後はカナダ憲法の下で移動の自由が保証されます。ケベック州では住民の約8割以上がフランス語を第一言語としているため、一定のフランス語力が必要となります。
QSWはポイント制にて選考が行われます。既婚や独身、年齢や社会的条件によりポイントが変動します。35歳以上は年齢に関するポイントが漸減するため、青年層の申請者が優遇される傾向にあります。
PEQはケベック州での永住権を希望する外国籍の方に対し、体験的な滞在を認めるプログラムです。永住権取得の過程において申請することが可能で、州内での就労や留学経験がある外国籍の方を対象としています。
ファミリークラスはカナダ市民およびカナダ永住権保有者の配偶者や事実上の配偶者、家族や子供がいる方を対象としたプログラムです。カナダ市民または永住権保有者はファミリークラスにおいてスポンサーと呼ばれる位置づけとなり、カナダでの同居を希望する配偶者や家族は永住権の申請が認められます。ファミリークラスを申請する配偶者や家族は、スポンサーとの関係を証明する書面の提示が求められます。また、コモンロー・パートナー(事実上の配偶者)やコンジュガル・パートナー(カナダ国外に居住する外国籍の市民で婚姻と同等関係にある方)がファミリークラスを申請する際も、スポンサーとの関係を証明する必要があります。なお、両親や祖父母などのスポンサーになる方は当局が定める収入条件を満たしていることが求められます。
このプログラムはカナダ経済に貢献する外国籍の起業家を対象としています。規定の条件を満たした外国籍の事業主とその家族に永住権をあたえ、国外の起業家がカナダで事業を立ち上げるための支援を行っています。ビジネスクラスには主に「投資移民プログラム」、「サスカチュワン州起業移民プログラム」(SINP)、「自営業者向けプログラム」が用意されています。いずれも申請の際は十分な資金と、英語およびフランス語に関する語学力が必要となります。
ケアギバークラスは国外からカナダに移住し、介護職への就労を希望する方を対象としたプログラムです。主に介護施設などで幼児やお年寄り、障がい者のケアをする仕事に就く方をサポートします。ケアギバークラスを取得した方はカナダ永住権の取得、または一時的な移住を選択することが可能です。
カナダでの長期滞在を希望する方はビザの取得が必要となりますが、短期のビジネスや観光旅行でカナダへ訪れる場合はeTA(イータ)を申請することで渡航が可能です。eTA(イータ)はカナダ政府およびIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)が定める入国制度で、外国籍の渡航者が取得しなければならない渡航認証制度です。日本を含むビザ免除プログラムに該当する国籍の方のみ申請することができ、カナダへ渡航する前にオンラインにて申請する必要があります。eTA(イータ)の有効期限は5年間となり、取得した方は1回の渡航で最大180日間の滞在が認められます。ただし、180日以内の滞在であってもカナダ国内で就労を予定している方はeTA(イータ)の対象外となり、ビザの申請が必要となりますのでご注意ください。日本国内のカナダビザ申請窓口は「カナダビザ申請センター・カナダ大使館について」のページをご確認ください。
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