
更新日 : 2023/10/13

更新日 : 2023/10/12

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更新日 : 2023/09/27

更新日 : 2023/10/13
更新日:2023/11/14
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カナダは「世界最高の国ランキング」や「住みやすい国」ランキングで、常にトップ10に入ります。多くの移民を受け入れ200を越える民族が暮らし、留学先やワーキングホリデーの渡航先としても人気です。海外からの評価が高い一方で、日本人が留学やワーキングホリデーなど実際にカナダで暮らしていくにはどの程度費用がかかるのでしょうか。
ここでは留学やワーキングホリデーなど、渡航時に役立つカナダの物価について紹介します。
カナダでかかる「家賃」「食費」「交通費」それぞれの費用の目安を日本と比較して紹介します。カナダドル(CAD)のレートは日々変動するため、為替も含めて検討しましょう。
カナダでの家賃は立地や部屋の広さ、シェア人数などの条件により様々です。日本でも「駅に近い」、「新築」、「南向き」、「部屋の広さ」などで家賃が変動するように、カナダも家探しの考え方は同じと言えるでしょう。家賃が高いエリアとされるバンクーバーは、ダウンタウンの中心部は特に高く学生が物件を借りるには難しくなっています。例えば、ワンルームは東京で平均7.5万円ですが、バンクーバーでは約14万円と倍近くの差があります。条件に合った物件を探すには、検索サイト“クレイグリスト(craigslist)”などを活用してリサーチするとよいでしょう。
英語圏の中では比較的物価が安いカナダですが、日本と比べるとおよそ1.5倍となり1ヶ月の食費は約350~1,000カナダドルが相場です。外食には消費税やチップ代もかかるため、自炊をすれば食費を大きく節約できるでしょう。また、飲食店に勤めた場合は賄い(まかない)が出るため、食費を抑えられますのでおすすめです。割高な外食を減らして買うものを厳選すれば、週100カナダドル程度の食費でも生活が可能です。
カナダ都市部ではバスや路面電車など公共交通機関が発達しています。一日乗車券などを利用すれば交通費が節約でき、都度料金を支払う必要もなく便利です。タクシーは10~15%程度のチップが必要ですが、東京で初乗り料金は410円、カナダでは267円程度。東京でバスの定期券が9,450円の同距離は、カナダでは8,000円程度です。また、公共交通機関やタクシーのほかにレンタサイクルがあり、東京は30分で約1,500円ですがカナダ都市部では約1,000円。交通費は日本と比較してやや安価な傾向にあります。
カナダ旅行の食費はレストランやファストフード店などで外食する場合と、スーパーやコンビニなどで食材を購入し自炊する場合とでは大きく異なります。
カナダのスーパーで食材を買う場合、費用はどのくらいかかるでしょう。例えば、トロントやバンクーバーなど、カナダの大都市であれば日本の食品も手に入ります。しかし価格は日本の約2倍となり、新鮮な野菜や魚がとれない地域では食材がより高い場合もあります。肉や魚はファミリーサイズで売られていることが多く、“Buy one Get one FREE”という同商品を2つ買うことで1つが無料になる安売りもあります。近隣に知り合いがいない留学生にとっては量が多いかもしれませんが、日持ちするものをまとめて買って使わない分は冷凍保存すると節約できるでしょう。
価格は地域やお店により異なりますが、カナダでの一般的な食材の値段は以下の通りです。
食品名 | 費用の目安 |
外国米(1kg) | 2カナダドル〜 |
食パン(500-700g) | 2〜5カナダドル |
牛乳(1L) | 3カナダドル〜 |
卵Lサイズ(12個) | 4カナダドル〜 |
パスタ(500g) | 1〜3カナダドル |
鶏胸肉(100g) | 1カナダドル〜 |
ファストフードは日本とそれほど価格が変わらないので、食費を節約するためによく利用されます。人気のお店は美味しくメニューの種類も豊富で、毎日活用しても飽きないでしょう。カナダで人気のあるファストフード店を日本の価格と比較し紹介します。ここでは比較のため1カナダドル=100円で換算しています。
世界中で人気があるファストフードといえばやはりマクドナルド。カナダのマックはカフェメニューがとても充実しています。
ビックマック:カナダ約700円、日本450円
カナダでは至る所で見られるメジャーなお店です。メニューはコーヒーやスープ、サンドウィッチ、ドーナツなど幅広く取り揃えています。
コーヒー(スモールサイズ):カナダ約160円、日本:未進出
日本でもお馴染みのファストフード店ですが、カナダのサブウェイはボリュームたっぷり。30cmほどもある大きなサンドイッチが人気です。
BLTサンド:カナダ約850円、日本550円
カナダでピザのファストフードといえばピッザピッザ。ボリュームがあり、どこの町にもお店が1つはあると言われるほどメジャーなお店です。
ピザ:カナダ約800円~、日本:未進出
タイ料理がメインで、ファストフード店でありながら豊富な品ぞろえが有名です。アジアの味が恋しくなったら利用してはいかがでしょう。
グリーンカレー:カナダ約1,000円、日本1,680円
シアトル発祥の世界的なコーヒーショップで、ドリンクを片手に仕事をするノマド・ワーカーは世界共通のスタイル。フードも豊富にあり、毎日通う人も多い人気のカフェです。
アイスカフェラテ:カナダ550円、日本490円
カナダには自動販売機やコンビニがほとんどありませんが、代わりにカフェが多いのが特徴です。バンクーバーのダウンタウンでは街中の至るところにカフェが並び、コーヒーショップでは軽食や飲み物を気軽に楽しむことができます。カフェでのドリンク代は一般的に3~5カナダドルで、軽食とセットにするとお得な価格になるお店もあります。
カフェやレストランの朝食はパンケーキやベーコンエッグなど定番メニューが10~20カナダドルで食べられる一方、ランチはやや割安な場合が多いです。都市部のカフェではサンドイッチやサラダ、スープ、バーガーなど様々なメニューが15~25カナダドルで注文できるので予算に合わせて選べます。ドリンクはコーヒー1杯で2~3カナダドル、ホットチョコレートやロンドンフォグが4カナダドル、ラテとカプチーノなどは4~5カナダドルとなります。
ホテルではレストランと同様にチップの支払いが必要です。荷物を運んでくれるポーターにバッグ一つにつき1~2カナダドル。ホテルの部屋では清掃スタッフに1泊あたり2~5カナダドル程度用意しておけばよいでしょう。タクシーは都市より若干の違いはありますが、10~15%が相場で、代金を支払う際にチップを上乗せして渡します。フードコートやファストフードで食べ物を買う場合は小さなチップボックスがレジの横に置いてあることがありますが、必ずチップの支払いが必要ということはありません。
サービスを受けた場合は現金やクレジットカードでチップを支払いますが、ホテルやタクシーでは基本的に現金のみとなります。フードコートなどレジ近くにチップボックスがある場合は、 サービスを受けたら感謝の気持ちを込めてチップを投函します。
レストランでチップを現金で支払う際は担当者に手渡しか、テーブルに置く方法が一般的です。また、カードではクレジット、デビットカード機の操作画面上でチップ額を決め会計に上乗せします。チップはお釣りがありませんので、小銭や少額紙幣がない場合は大きな額で支払うしかありません。外出の際はあらかじめチップ用の現金を準備して出かけましょう。
カナダではチップの支払いは「暗黙の了解」ですが、支払わなくても失礼にあたらない場面もあります。チップは「受けたサービスに対しての対価」で、配膳など「サービスを受けていない」場合は支払わない場合もあります。しかし、レストランやホテル、タクシーでチップを渡さないことは失礼にあたり、払い忘れるとトラブルに発展することもあるため注意が必要です。 万が一に期待していたサービスを受けられなかった場合でも、チップを支払わないのではなく通常より金額を控えるなどして満足度を表しましょう。また、ファストフード店やフードコートなど、セルフサービスでテーブルサーブがない場所ではチップの支払いは基本的に不要です。
ワーホリや就労可能な学生ビザ“コーププログラム(Co-op)”などでカナダに渡航する場合は、現地で働いて収入を得ることが可能です。実際にカナダでアルバイトをした場合、どれくらい稼ぐことができるのでしょう。カナダの最低賃金や、カフェ、レストランなどのアルバイトで得られる収入例を紹介します。
カナダの語学学校を卒業後、ワーホリビザでカフェとホテルの仕事を掛け持ちしながら働く例です。
働いた日数により異なるので月の収入は固定ではありませんが、一ヶ月の収入はおよそ日本円で30万円ほど。チップの金額は職種によって異なりますが、ホテルよりカフェは多くのチップを得ることができます。
コーププログラム(Co-op)の専門学校で学びその後に有給インターンで働く場合の一例。長期の場合は収入も比例して多くなります。
例) 学校6か月+インターン6か月の場合
半年+半年(合計1年)であれば最低でも16,000カナダドル、座学期間中も働くのであれば25,000カナダドル近い収入が期待できます。
語学留学の場合はアルバイトの時間が週20時間以内と限られ、月収は500~1,000カナダドル程度です。
カナダの州別最低賃金は2023年10月時点で以下の通りです。(単位:カナダドル)
州 | 最低時給賃金 |
アルバータ州 | 15.00 |
ブリティッシュ・コロンビア州 | 16.75 |
マニトバ州 | 15.30 |
ニューブランズウィック州 | 14.75 |
ニューファンドランド・ラブラドール州 | 15.00 |
ノバスコシア州 | 15.00 |
オンタリオ州 | 16.55 |
プリンスエドワードアイランド州 | 15.00 |
ケベック州 | 15.25 |
サスカチュワン州 | 14.00 |
ノースウェスト準州 | 16.05 |
ヌナブト準州 | 16.00 |
ユーコン準州 | 16.77 |
収支のバランスを上手くとるには、節約だけでなく収入を増やすのもひとつの手段です。アルバイトの時間を増やす、職種や働く場所を変えるなど時給を上げることも検討しましょう。長期で働けるインターンシップに参加すれば、高い収入を得ることが可能です。なお、上記はあくまでも目安となり、実際の収支は滞在期間、アルバイトの種類や時間、インターンシップの給与などにより異なります。
カナダで生活した場合の1年間の収支例を以下に紹介します。
ワーキングホリデーでカナダに滞在する場合、1年間の収支は以下のようになります。
ワーキングホリデーでは、アルバイトで収入を得ることができ、種類は様々ですが一般的な時給は10~15カナダドル。フルタイムで働けば月収は2,000~3,000カナダドル程度です。
コープ(Co-op)留学では語学学校に通いながらインターンシップに参加できます。インターンシップでは時給が15~20カナダドルと高額なうえフルタイムで参加すれば、月収は2,000~3,000カナダドル程度を稼ぐことができます。
語学留学の場合はアルバイトの時間が週20時間以内と限られます。この場合に月収は500~1,000カナダドル程度です。
カナダでの就職やアルバイトについては、“カナダでの仕事・就職事情~日本人が就職するためのポイント”もご参照ください。
カナダで生活費を節約する手段はいくつかありますが、その中でも効果的な方法を紹介します。
食費を抑えるためには自炊を心がけることが大切です。カナダの外食は日本と比べると高額ですが、スーパーでは日本と同じような食材を比較的に安価で購入できます。また、食材をまとめ買いすることで、さらに節約することができるでしょう。
移動手段を公共交通機関に切り替えることで、交通費を節約することができます。カナダの都市部では、バスや地下鉄などの公共交通機関が充実しており、留学生は学生割引を利用できます。また、衣類や娯楽費などの費用も節約しやすいポイントです。衣類はセールやアウトレットを狙って購入し、娯楽費は無料や格安で楽しめるイベントやアクティビティを探してみるのもおすすめです。
カナダに観光などを目的として渡航する際はeTA(イータ)の申請手続きが必須です。eTA(イータ)は年齢を問わず申請が必要となる電子渡航認証で、家族やグループでカナダへ渡航する際は必ず全員のeTA(イータ)申請をお願いします。申請の際は、期限が有効なパスポート、クレジットカード、受信可能なメールアドレスをご用意ください。eTA(イータ)を管轄するIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)では、出発3日前までにオンラインにて申請を行うことを推奨しています。
eTA(イータ)に関する詳細は“eTA(イータ)とは”をご確認ください。
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