
更新日 : 2023/10/13

更新日 : 2023/10/12

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更新日 : 2023/09/27

更新日 : 2023/10/13
更新日:2023/11/14
Contents
広大な面積を有するカナダには数多くの国立公園や国立保護区があります。野生動物だけでなく環境を保護する規制や取り組みにより、自然が悠久の時代から残っています。カナダの国立公園では共通して手つかずの自然に触れることができるため、都心での観光とは異なった感動が味わえるでしょう。
このページでは、魅力溢れるカナダの国立公園の中から一度は訪れたいスポットを厳選して紹介します。
ロッキー山脈に位置する“ウォータートン・グレーシャー国際平和公園”は、カナダとアメリカの国境上にある国立公園です。多様な動植物が育つ上で最適な環境が守られていることが評価され、1995年には世界遺産に登録されました。園内は200を超える湖や森林など大自然が広がり、ムースやビッグホーンシープをはじめとしたカナダ特有の野生動物を観察できます。また「ゴーイング・トゥ・ザ・サンロード」と呼ばれる全長約85kmの観光道路は、見晴らしがよく広大な園内が一望できます。毎年5月下旬から8月下旬まで約3か月間のオープンとなります。
公園に一番近い都市カルガリーから、車で約3時間のアクセスです。
バンフ国立公園はカナダ北西部のアルバータ州に位置する国内で最も古い国立公園です。動物と人が共存できるよう動物専用の橋やトンネルが備えられているため、橋を渡るエルクやアメリカバイソンなどの野生動物を間近に観察できます。「ロッキーの宝石」と呼ばれるエメラルド色に輝くルイーズ湖があり、カヌー、スキーなど年間を通して自然を楽しめるアクティビティの豊富さも大きな魅力です。
アクセスは、カルガリーから約2時間で到着する専用バスの利用が便利です。
ブリティッシュ・コロンビア州のヨーホー国立公園は、ユネスコ世界遺産に登録されている「カナディアンロッキー山脈自然公園群」のひとつです。先住民クリーク族の言葉でヨーホーが「驚異」を意味するように、勇壮な景色が広がり特にエメラルド・レイクではエメラルドグリーンの湖面の神秘さに心を奪われるでしょう。石灰岩でできた天然の橋“ナチュラルブリッジ”では自然の迫力を間近に感じられます。
バンフ市街から車で1時間程度ですが、車やレンタカーが手配できない場合はツアーの参加がお勧めです。
大自然が織りなす絶景の中で、キャンプやサイクリングなどアクティビティを目当てに連日多くの観光客が訪れます。広大な自然地域を隅々まで探索できる名所が存分に詰め込まれていることから、カナディアンロッキー観光を巡る拠点となる場所です。北半球最大規模のコロンビア大氷原を歩いたり、夜空を包む満点の星を眺められる天体観測など、この観光地ならではの見どころが点在しています。有名な国立公園と比較し訪れる人が少ないため、ハイシーズンでも落ち着いた雰囲気で園内を散策できるでしょう。
エドモントン国際空港から車で約4時間、カルガリー国際空港からは車で約5時間です。空港でレンタカーの手配も可能です。
「世界で最も美しい島」と言われるプリンスエドワードアイランド州に面する国立公園。グリーン・ゲイブルス・ヘリテージ・プレイスは、『赤毛のアン』のモデルとなった緑の切妻屋根の家が当時のまま残っています。真っ赤に染まる崖をはじめ、水平線に沈む夕日や海岸沿いに聳え(そびえ)立つ白い灯台など至るところに綺麗な撮影スポットが点在しているのも人気な理由のひとつです。島内に広がる果てしない田園風景とのどかな時間に身を任せ、名作の息吹を心ゆくまで堪能してはいかがでしょうか。
アクセスは、エア・カナダを利用してトロント、モントリオール経由でシャーロットタウンに入るのが一般的です。
4億8,500万年前まで遡る地球の歴史を学べるスポットとして知られる園内では、特にハイキングやボートツアーで巡るアクティビティが好評です。上部がテーブルのように平らな山、テーブルランドのハイキングコースでは地球のマントルが露出した赤い景観に圧倒されるでしょう。また、豊富な動植物の生息地でもあるため海辺ではホエールウォッチングもできます。エリア全体が広大なのでホテルや旅館に宿泊し数日懸けてゆっくり満喫するのもお勧めです。
アクセスは公園の近くにあるディアレイク空港から、バイキングトレイルに沿って車で30分ほどです。
野生のシンリンバイソンを保護するため1922年に設立された同公園では、壮大な自然の中を約3,000頭もの群れが駆ける屈強な姿を観察できます。北部特有の野生哺乳類や鳥類が数多く生息しており、絶滅危惧種のアメリカシロヅルが現存しているのも大きな見どころ。散策するだけでも十分満喫できますが、世界最大のダークスカイ保護区に指定されるこの場所では色鮮やかな星座やオーロラを眺められます。8月下旬から9月に訪れればより透き通ったオーロラ観察が可能なため、この時期の観光をお勧めします。
フォートスミス空港から約40分で到着し、公園内の探索には車が必須です。
荒々しい滝や尖った峰々が連なる様子から「カナダの秘境」と呼ばれ、園内の中心を流れるサウスナハニ川の終点には90mの落差を誇るヴァージニアの滝があります。遊覧ツアーならこの絶景を隅々まで鑑賞でき、滝の近くに降りた後は頂上まで歩くこともできます。また、敷地内の「ラビットケトル・ホットスプリング」という温泉では、約1万年前に形成されたカナダ最大級の石灰石の観察やお湯に浸かれることで有名です。
公園には公道がないため飛行機か徒歩での入場となります。イエローナイフからフォート・シンプソンまで国内線で約1時間、国立公園までは水上機で移動します。
ホワイトホースの西に面するクルニア国立公園は、マウント・ローガンを含む5,000m級の山脈が連なる山岳地帯です。アクティビティの中ではトレイルが最も人気で、3時間程度の初心者コースから数日かけて巨大氷原の麓に向かう上級者コースがあります。また、氷原に覆われた園内ではスノーシューでの散策や氷上釣りも楽しめるため、運動が苦手な方でも冬のアウトドアにのんびりと挑戦してみるのもよいでしょう。
ホワイトホースから車で約1時間、ガイドの方の案内を聞きながら園内を巡るツアーもあります。
ハイキングやキャンプをはじめとしたアクティビティやファミリー層に人気の観光スポットが点在している公園です。バイソンの大群や250種以上の野鳥を観察できるだけでなく、湖と湿地帯に恵まれたアストティン湖エリアには広大な遊び場があります。家族の時間を満喫するのに最適な地域で、週末には多くの子ども連れで賑わっています。湖の近くに広がるビーチで泳ぎ、アストティンシアター(劇場)で映画鑑賞や工芸品から公園の歴史を学べるのはこの場所ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
アクセスはエドモントンのダウンタウンから車で約30分です。
温帯雨林で構成されるこの自然保護区は大きく3つのエリアに分けられ、なかでも16kmにおよぶロングビーチは特に有名で綺麗な景観を目当てに多くの観光客が訪れます。サーフィンなどマリンアクティビティを手軽に挑戦できるのもこのビーチならでは。温帯雨林地帯では800年前から自生する杉の木を観察でき、ウェストコースト・トレイルを進めば終着点の断崖や洞窟で神秘的な光景を眺められるでしょう。ただし、森林地帯のトレイルでは重い荷物を背負うため万全の体調で挑みましょう。
国立公園があるトフィーノへの交通アクセスは、バンクーバーから飛行機で45分となります。
“ブルース半島国立公園”とも呼ばれ、オンタリオ州五大湖のヒューロン湖に面する近年人気上昇中のスポットとして観光客や地元市民に親しまれてきました。園内にはツキノワグマやガラガラヘビなど地域特有の野生生物が生息し、40種以上のランも自生しています。5月下旬に咲くレイクサイドデイジーやワーフレイクアイリスはここでしか見られない野草です。日中に訪れた際には洞窟グロットに足を運び、美しいターコイズブルーの湖面を眺めてみてはいかがでしょうか。
公共交通機関がないため車での移動が必須となり、トロント空港から高速道路で約3時間のアクセスです。
カナダは古くから自然や生息動物の保護に力を入れている国として知られます。自然は人々の高い意識の元に保護・管理しなければ失われていくもので、これらの取り組みがあってこそ現在もカナダの国立公園はそのままの自然を保っているのでしょう。観光の際には賑やかな市街から離れ、国立公園に足を運んで自然の壮大さを体感してみるのもカナダ特有の楽しみ方です。
カナダへ観光する際にはeTA(イータ)の申請が必須です。eTA(イータ)とはカナダ政府およびIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)が定めた電子渡航認証制度で、事前にオンラインにて申し込む必要があります。eTA(イータ)の有効期限は5年間となり、パスポートの有効期限が5年未満の場合は同日に失効しますので注意しましょう。ただし就労や留学のために長期滞在を目的とされる方は対象外となり、就労ビザや学生ビザなど目的に応じたビザの取得が必要です。eTA(イータ)申請に関する詳細は“カナダ渡航に必要な電子渡航認証eTAの申請方法を日本語解説”をご確認ください。
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