
更新日 : 2023/10/13

更新日 : 2023/10/12

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更新日 : 2023/10/13

更新日 : 2023/09/27

更新日 : 2023/10/13
更新日:2023/11/14
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1988年冬季オリンピックの開催地として知られるカルガリーは、多民族・多文化が混在するモザイク社会として100 万人が共存するアルバータ州最大の都市です。イギリスのエコノミストが発表する“世界で最も住みやすい都市ランキング”で何度もトップ10にランクインしています。治安、衛生といった要素で選ばれるランキングで、2018年に大阪に次いで4位にランクインし大都市でありながら高い評価を受けています。高層ビル西側にはカナディアン・ロッキーが連なり、商業都市であると同時にウィンタースポーツの聖地としても人気があります。カナダオリンピック公園、スコシアバンク・サドルドームなどのスポーツアクティビティや、恐竜の完全骨格が多数発掘されている州立恐竜公園、カナダ西部最大規模を誇るグレンボウ博物館など家族連れで訪れたいスポットが数多くあります。
カルガリーはカナダ国内でも晴天が多い街として知られ、西部は“ロッキー山脈”など山々に囲まれているため年間を通して寒暖差が少なく冬でも暖かい日が続きます。一方、台地状の大平原“プレーリー”が広がる街の東側は、冬に-35度まで冷え込む乾燥地帯です。
日本からは冬季に限り成田空港から直行便が就航し、それ以外の季節はバンクーバー国際空港からカルガリー国際空港への乗り換えが便利でしょう。市内はカルガリー・トランジットによるバスや路面電車が運航されているため手軽に移動することができます。
野生動物が生息するプリンシズ・アイランド・パークは、遊歩道やフラワーガーデンが整備され市民の憩いの場として親しまれています。カルガリーを横切るように流れるボウ川の中州にあり、パーク内の高台からは市街地が一望できます。年間を通してたくさんのイベントが開催され、毎年7月下旬に催行される音楽イベント”カルガリー・フォーク・フェスティバル“では4日間で5万人以上の聴衆が魅了されます。園内を歩き疲れたら眺めの良いリバーカフェで一息ついてはいかがでしょうか。パーク内には駐車場もありますが、島を通り抜けるようにかかる橋を徒歩か自転車で渡るのがおすすめです。ボウ川にかかる橋からは豊かな緑地の奥にそびえる高層ビル群を眺めることができるでしょう。
ヘリテージパークは広大な敷地内に19世紀から20世紀初頭のカナダ西部を再現した歴史博物館です。広大な敷地内には先住民の野営地や商店、毛皮交易所などがあり、当時の北米経済をけん引した毛皮交易の様子を見学することができます。併設のガソリン・アレイ博物館にはクラシックカーが多数展示され、隣接するグレンモア貯水池では北米最古の船尾外輪船のレプリカ”SSモイー(S.S. Moyie)“で遊覧を楽しむことができます。歩き疲れたらハーベイズ・コンフェクショナリーのアイスクリームやオープンテラスのあるレストラン”セルカーク・グリル“で食事を楽しむのはいかがでしょう。歴史村エリアなど一部のゾーンはシーズンにより休業期間が異なるため、訪れる際は事前に公式ホームページをご確認ください。
カルガリー動物園は、保護研究分野では世界最古の独立系非営利団体“カルガリー動物学協会(CAZA)”により運営されています。約48万m2の園内には130種800頭以上の動物が飼育され、カナディアン・ワイルズ、ペンギン・プランジ、ドロシー・ハービー植物園など動物や植物のカテゴリーごとに展示されています。プレヒストリック・パークゾーンでは実物大の恐竜のレプリカが、正門付近のエリアではペンギンウォークが見られるでしょう。公式ホームページからは園内マップのダウンロードやアクティビティの時間を調べることができます。日曜日に開催されるサンデーブランチでカナディアンベーコンが入ったエッグベネディクトやチョコレートファウンテンなどを楽しむのはいかがでしょう。鮮やかなグリーンの壁に動物が描かれた動物園駅(Zoo Station)に隣接しているため、都心から日帰りで観光できます。
カナダ西部で最大規模を誇るグレンボウ博物館は、世界中から集められた100万点以上の工芸品や美術品、書物、写真、地元出身アーティストの作品が展示されています。弁護士、実業家として成功したエリック・ハービー(Eric Harvie)が蒐集したコレクションにより、1955年に民間の非営利団体として設立されました。1976年にカルガリーのダウンタウンにある現在の施設に移転後、博物館としてオープンしています。2階が東洋美術、3階は民族学、4階にはテーマ別にコレクションが展示され、アートファン、歴史ファン、ポップカルチャーファンが世界中から訪れます。1階にはミュージアムショップがあり、アーティストや企業によるユニークな作品をお土産にしてはいかがでしょう。カルガリータワーにも近いステファン・アベニューに位置し、セントラルストリート駅すぐの便利な場所にあります。公式ホームページからはガイドブックがダウンロードできます。
カルガリー駅に隣接する高さ191mのカルガリータワーは1967年にカナダ建国100周年を記念して建てられたランドマークタワーです。地上155mの展望デッキからはカルガリーの街並みやロッキー山脈が一望でき、1時間に1周するレストラン”スカイ360“では景色を眺めながら食事が楽しめるでしょう。モバイル端末を利用したマルチメディアツアーでは、カルガリーの歴史やランドマーク、今後の都市計画について知ることができ、シアタールームでは景色を楽しみながらタワーの歴史が学べます。展望台北側にあるガラス張りの床からは4番街からセンターストリート周辺の街並みを眼下に眺めることができます。
カルガリー・ファーマーズ・マーケットでは、アルバータ州ならではのローカルフードが堪能できます。世界中から毎年100万人以上が来場するマーケットには、ファーマーズマーケットらしくカルガリー周辺で収穫された野菜や手作りの食材が並びます。ソーセージやフルーツ、ワイン、アルバータビーフ、新鮮なチーズなどの買い物や食べ歩きが楽しめるでしょう。リーズナブルで美味しいランチが食べられる広々としたフードコートや、多彩な品揃えの雑貨店なども軒を連ねます。旅の思い出作りに、カルガリーの歴史や文化に触れながらレストラン巡りやグルメが楽しめるアルバータ・フードツアーはいかがでしょうか。付近には公共交通機関がないため、訪問する際はレンタカーや送迎つきツアーの利用をおすすめします。
カルガリー中心街に位置するステファン・アベニューは、8番街を中心に西端が4番ストリート、東端が1番ストリートに繋がります。有名ブランドや旗艦店のブティック、老舗デパート“ザ・ベイ”やカルガリーの主要施設“テルスコンベンションセンター“が立ち並ぶ賑やかなエリアです。近代的なショッピングモール”ステファンアベニュープレイス“や、歴史的建造物をファサードに組み込んだ2つのホテル、ハイアットリージェンシーカルガリーとウェスティンカルガリーに目を引かれます。歩行者天国となる4番ストリート周辺には露天商が軒を連ね、大道芸人、ストリート・ミュージシャンによるライブパフォーマンスが楽しめるでしょう。カウタウンと呼ばれるカルガリーならではのお土産なら、カウボーイの衣装やグッズが並ぶライリー&マコーミックを訪れてはいかがでしょうか。
カナダオリンピック公園は、1988年冬期オリンピックの開催地として知られます。冬にはスキーやスノーボード、夏はマウンテンバイクやミニゴルフ、ジップラインなど多数のアクティビティが楽しめるでしょう。併設されるカナダスポーツ博物館は様々なスポーツについて学ぶことができることから“スポーツの殿堂”と呼ばれます。スポーツ選手育成施設としても使用され、未来のオリンピック選手を育成するナショナルスポーツスクールや一般の方向けのレッスンや冬のアクティビティが豊富に揃います。高さ90mのジャンプ台から飛び降りるフリーフォールや、北米で最速といわれるジップラインからは、眼下に広がる景色が楽しめます。オリンピック競技で使われた歴史あるトラックをプロの選手と一緒に滑り降りるボブスレーはいかがでしょう。参加できるオフシーズン・アクティビティ一覧は公式ホームページから確認できます。
カナディアン・ロッキー自然公園群は、アルバータ州のバンフ国立公園、ジャスパー国立公園、ヨーホー国立公園、クートニ―国立公園、ブリティッシュコロンビア州のアシニボイン山州立公園、マウント・ロブソン州立公園、ハンバー州立公園で構成されます。カナディアン・ロッキーの中心地“バンフ国立公園”は1880年代にカナダ初の国立公園として登録され、1984年にはバンフを含む一帯の地域は“カナディアン・ロッキー山脈自然公園群”としてユネスコ世界遺産に登録されました。総面積23,000km2の園内には3,954mのロブソン山をはじめ3,000m級の険しい山々、氷河や氷河湖、滝、渓谷、鍾乳洞、化石など手付かずの自然が残ります。山脈の中にはルイーズ湖、モレーン湖や渓谷があり、周辺ではトレッキングやカヌーなどアクティビティが楽しめるほか温泉施設”ホットスプリングス“があります。天気が良ければカルガリー国際空港やエドモントン国際空港を発着する飛行機から、険しい山々が南北に繋がるロッキー山脈を眺めることができるでしょう。
州立恐竜公園はアルバータ州南東レッド・ディア川流域に位置します。園内に残る7,500万年前白亜紀の地層からは50種以上計150体もの恐竜の完全骨格が発掘され、世界中の博物館に送られました。約7,500ヘクタールにもおよぶ考古学上貴重な地域は、1979年に“恐竜州立公園”として世界遺産に登録されています。公園内にはガイドなしで散策できるエリアもありますが、恐竜や歴史について学びたい方はバスツアーやガイド付きのハイキングに参加してみてはいかがでしょう。一般的なガイドツアーの他にガイドをつけずに散策するセルフガイドツアーなど多種多様なメニューがあります。公園内にはテント泊や車中泊ができるキャンプ場や、ベッドとアメニティ完備の宿泊施設”コンフォートキャンプ“で宿泊が可能です。
カナダ国民から絶大な人気を誇るアイスホッケーのプロチーム”カルガリー・フレームス“の本拠地スコシアバンク・サドルドームは、鞍(Saddle)の形をした全天候型のスタジアムドームです。1988年冬季オリンピックの開催地としても知られ、シーズン中の10月~4月は街がアイスホッケー一色に染まります。カルガリー滞在中に訪れる機会があれば、本格的なアイスホッケー観戦はいかがでしょうか。激しいぶつかり合いやスピード感のある攻防戦を間近に観ながら、地元のファンと一緒に盛りあがるのも旅の楽しい思い出になるでしょう。アイスホッケー以外にもフィギュアスケートの大会やコンサートが開催され、オフシーズンの夏期にはドーム内を1時間程度見学できるガイドツアーが催行されます。
カルガリーへの観光や短期出張などを目的としたカナダ渡航の際は、事前にeTA(イータ)を申請する必要があります。eTA(イータ)はカナダ政府およびIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)が定める電子渡航認証制度で、空路で入国する場合のみ年齢を問わず申請が必須です。IRCCでは少なくとも出発3日前までにオンラインにて申請を行うことを推奨しています。eTA(イータ)の有効期限は5年間となりますが、パスポートの有効期限が5年未満の場合はeTA(イータ)も同日に失効しますので注意が必要です。1度の渡航で最大180日間の滞在が認められます。ただし、就労や留学のために長期滞在を希望する場合は就労ビザや学生ビザを取得しなければなりません。eTA(イータ)申請に関する詳細は“eTA(イータ)とは”をご確認ください。
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