赤毛のアンの原稿 2022年にオンラインで公開へ

“赤毛のアン”の手書きの原稿が2022年にオンラインで公開されることが発表されました。赤毛のアンはカナダの作家L・M・モンゴメリによる長編小説で、著者自身が生まれ育ったプリンス・エドワード島が舞台となっています。853ページにも及ぶ原稿はコンフェデレーション・センター・アート・ギャラリー(CCAG)、プリンス・エドワード島大学のL・Mモンゴメリ研究所、ロバートソン図書館が協力して開催するオンライン展覧会で展示される予定です。
展覧会は“国宝を探る~L・M・モンゴメリ 赤毛のアンの原稿~”と題され、世界中の読者とファンのためにオンラインでの開催を決定。著者が原稿の裏に書き留めたメモなども公開される予定で、モンゴメリの創造性や執筆および編集のプロセスを見ることができる展示内容を計画しています。CCAGのディレクターであるケビン・ライス氏は「この展覧会では、世界中の読者やファンがモンゴメリの執筆過程を実際に見ることができるようになるでしょう」とコメントしました。
展覧会では手書きの原稿だけでなく、作品中に登場するプリンス・エドワード島の映像や執筆過程を再現したアニメーションなどの展示も予定されています。キュレーターを務めるモンゴメリの研究者エミリー・ウォスター氏は、「うまくいけば、島を訪れるきっかけとなってくれるでしょう。映像でみるだけでなく実物を見に訪れてみてはいかがでしょうか?」と世界中のファンに呼びかけました。

参考元 : CBC
https://www.cbc.ca/news/canada/prince-edward-island/pei-books-montgomery-anne-of-green-gables-online-1.5673603