今年開催30周年を迎える“カルガリー・プライド・パレード”は、新型コロナウイルスの影響によりオンラインで開催されることが発表されました。公式ウェブサイトでは「このイベントの本質は回復力、団結、そして愛を祝うことです。今年もそれが変わることはありません」とメッセージを発信しています。
主催者は「今年のパレードは例年とは異なった形式で行われますが、私たちのコミュニティは困難な状況に陥ったとしても起き上がることには慣れています」と語り、「LGBTQのアーティストによるパフォーマンス、さまざまなワークショップ、インタビューイベント、コミュニティニュース等をオンラインで配信します。誰もがこれらのコンテンツを無料で視聴できるように進行する予定です」とイベントの詳細を明らかにしました。
4月初頭にカナダのLGBTQ人権団体であるイーグル・カナダ氏は、カナダにおけるLGBTQ世帯の多くは非LGBTQ世帯よりも新型コロナウイルスによる身体的、精神的、および経済的な影響をより大きく受けているという報告を発表しました。カルガリー・プライド代表のショーン・シスル氏も「ジェンダーや性的に多様なコミュニティの人々は、新型コロナウイルスによる経済の低迷によってより影響を受けていることが分かっています。だからこそ、私たちはこのフェスティバルがすべてのカルガリーの人々に理解を深めてもらう良い機会になると考えています」と述べ、イベントがオンラインで行われることでより多くの人々にLGBTQについて関心を持って貰えることを期待しています。
このオンラインイベントは8月28日から9月6日まで開催される予定です。
詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。
https://www.calgarypride.ca/
参考元:CBC
https://www.cbc.ca/news/canada/calgary/calgary-pride-2020-1.5550121