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カナダ大手航空会社のウエストジェット航空は12月5日、カルガリー国際空港(YYC)と成田国際空港(NRT)間を結ぶ季節便“787ドリームライナールート”を発表しました。アルバータ州からアジアへの直行便は初となります。
同社の発表によると“787ドリームライナールート”は週3便で運航し、カルガリー発は日・水・金曜日、成田発は月・木・土曜日となる見通しです。運航スケジュールは、成田行きWS80便がカルガリーを午後6時55分に出発し翌日午後8時着。5月1日が初便となるカルガリー行きWS81便は、午後10時に成田を出発し翌日午後4時に到着します。使用する機体はビジネス16席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー276席を備えるボーイング787-9型機です。
“787ドリームライナールート”(カルガリー~成田間)の時刻表は下記の通りです。
アルバータ州政府は州内の航空・観光産業振興に向け、数年にわたり約7,300万カナダドル(約73億円)を拠出。東京便以外にも、カルガリー、バルセロナ(スペイン)、エディンバラ(スコットランド)間の新規就航や既存路線の増便により、観光やビジネスを目的とした利用や欧州との往来を強化すると説明しています。ダニエル・スミス州首相は、「新路線により、アルバータ州から世界の主要都市へのアクセスが容易になったことを嬉しく思います。今後も航空・観光分野の発展を目指し、引き続き尽力していきます」と述べました。
カルガリー空港の社長兼CEOボブ・サーター氏は、「各国との路線を拡大するため多額の投資を行った結果、顧客満足度の向上に繋がりました。カルガリー国際空港のハブ化は、アルバータ州とカルガリーの経済成長に不可欠だと確信しています」と説明。
ウエストジェット航空は成田便の就航について、空港設備やアジア50以上の地域への接続性を鑑み東京をアジア最初の拠点に決定したと説明。同空港のアレクシス・フォン・ホーエンスブロークCEOは、「大陸間路線の拡大を皮切りに国内線と北米線を強化し、今後も手頃な旅の選択肢を提供し続けます」とさらなる路線拡大に意欲を示しました。
ウエストジェット航空は、アルバータ州カルガリーに本部を置くカナダ第2位の航空会社です。国内ほとんどの主要都市に就航し、国際線はアメリカをはじめ中南米や欧州諸国へ運航。グループ会社として、リージョナル(短距離輸送)路線を運航するウェストジェット・アンコールとウェストジェット・リンク、格安航空会社(LCC)のスウープがあります。
参考元:Westjet News