アルバータ州の“恐竜の町” 政府の支援を受けティラノサウルスのオブジェを改修

カナダのアルバータ州にあるドラムヘラーは“恐竜の町”と呼ばれ、近郊には恐竜の化石が多数発掘されている“州立恐竜公園“があります。世界遺産にも指定されている風光明媚なこの土地は観光地として栄えており、ハイキングや化石発掘体験などのアクティビティも充実しています。

この町を訪れると、実物の4倍以上におよぶ高さ26メートル・重さ65トンの巨大なティラノサウルスのオブジェが出迎えてくれます。内側には106段の階段が設けられ、大きく開けられた口は展望台となっています。
このオブジェがカナダ連邦政府からの助成金を受け7年ぶりに改修されることとなりました。メラニー・ジョリー経済開発大臣兼公用語大臣は、「カナダ国民はドラムヘラーと聞いてすぐに恐竜のことを思い浮かべるでしょう。西部経済多様化省はドラムヘラーを象徴するティラノサウルスの改修を支援し、カナダおよび世界中の観光客を魅了し続けられるようにします」と述べ、改修費用の支援に好意的であるという姿勢をみせました。

オブジェを所有しているドラムヘラー商工会議所によると、ティラノサウルスのオブジェは2000年にオープンして以来、200万人以上の観光客が訪れており地域経済に大きく貢献しています。ドラムヘラー商工会議所のヘザー・ビッツ氏は「この秋でオープンから20周年を迎えます。私たちは観光シーズンに向け改修を終わらせたいと考えていました」と話しました。

2013年にも大規模な改修が行われましたが、今回は総額$300,000を費やし今月末より工事が開始される予定です。商工会議所のジェフ・ホール所長は、「ティラノサウルスは私たちのコミュニティの主要な観光スポットです。今後も観光客に楽しんでもらえるよう新たな姿をお見せしたいと思います」と述べ、改修工事の成功を誓いました。

参考元 : CALGARY HERALD
https://calgaryherald.com/news/looking-her-absolute-best-worlds-largest-dinosaur-in-drumheller-undergoing-300k-restoration/wcm/3c248220-60cd-4a6c-8a10-353d3a764e38/