ケベック州 6月25日より制限を大幅に緩和し大半の事業やサービスを再開

ケベック州は6月25日より大規模なイベント、ホリデーキャンプ、ナイトスポーツを除く事業やサービスの再開を認めると発表。感染状況を鑑みて段階的に緩和措置を行ってきましたが、新規感染者数の減少を受け公衆衛生当局は大幅な規制緩和に踏み切りました。

ケベック州公衆衛生局長のオラシオ・アルーダ氏は規制緩和に対し、「今回の規制緩和は新しい日常への第一歩です。ウイルスは依然として存在しているため、すべての企業は利用者に対しマスクの着用と2メートルの社会的距離を確保できているか確認しなければなりません」と企業へ公衆衛生対策の実施を奨励するよう要請。さらに「第2波を避けるために衛生対策を遵守し続けなければなりません」と述べ、市民へ感染対策を怠らないよう呼びかけました。

今回の規制緩和ではバー、カジノ、ウォーターパーク、スパ、遊園地などの施設の再開が認められます。また、バーの営業についてはレストランで行われている対策と同様に、利用客は着席し2メートルの社会的距離保持のためテーブルを離す必要があります。

アルーダ氏は今回の規制緩和により、集団での行動が多くなることで人々が公衆衛生に目を向けなくなるのではないかとの懸念を示しました。それを踏まえ同氏は、「基本的な衛生対策が最も大事です。感染者数が増加した場合には再び規制を強化するでしょう」と市民へ警告。「第2波を防ぐには夏の間、2メートルの社会的距離を保持することが非常に重要です」と改めて公衆衛生対策の重要性を説きました。

参考元 : MONTREAL GAZETTE
https://montrealgazette.com/news/local-news/quebec-bars-and-casinos-get-green-light-to-reopen/wcm/911761a7-6650-493a-9c60-bf2c0d78db2d/