カナダ最高公衆衛生責任者 飛行機内での感染リスクは低いとの見解を示す

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カナダ最高公衆衛生責任者 飛行機内での感染リスクは低いとの見解を示す

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先月末、ハーバード大学の研究チームは買い物などの日常的な行動よりも飛行機内の方が感染リスクは低いとの調査結果を発表しました。この結果を受け、カナダの最高公衆衛生責任者であるテレサ・タム博士は、「実際に飛行機内で感染したという報告は非常に少ないです」と発言。公衆衛生庁は飛行機の乗客に新型コロナウイルス感染者がいたという報告は受けているものの、実際に機内で感染したというケースは殆ど確認されていないとしています。タム博士は「パンデミックの発生以来、航空会社が実施している厳格な清掃措置に起因する可能性が高い」との見解を示しました。

カナダ最大手である航空会社“エア・カナダ”は飛行中1時間に約20~30回、客室の空気をHEPAフィルターで換気しています。このフィルターは手術室で使用されているものと類似しており、ほこりや花粉、湿気とともにウイルスやバクテリアなどの微細な粒子を捕捉するのに非常に効果的であるとされています。また、ウエストジェット航空も機内の換気にHEPAフィルターシステムを使用しているほか、他の航空会社でも独自の清掃プロセスを実施するなど感染対策を行っています。タム博士は「現代の航空機は換気の点で非常に優れています」と述べ、「さらに飛行中に前を向いた状態での着席を指示することやマスク着用義務と併せることで、飛行機内は比較的安全な場所となっています」と説明しました。

しかし、タム博士は「飛行機内は安全でも空港への移動中やラウンジでの待機中に感染リスクが上がります」と指摘。現在、カナダへの入国者は原則として14日間の自己隔離が義務付けられていますが、感染拡大のリスクを減らすためこの措置を変更する意向はないとの考えを示しました。

参考元 : CBC
https://www.cbc.ca/news/politics/covid-transmission-flights-extremely-rare-1.5797065

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