トロント動物園 ドライブスルー方式での開園再開を検討

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トロント動物園 ドライブスルー方式での開園再開を検討

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更新日 : 配信日 :

世界中で新型コロナウイルスの感染被害が続く中、カナダのトロント動物園では規制が解除される日に向け、車に乗りながら園内を観覧できるドライブスルー方式での開園再開を進めています。トロント動物園の広報担当者アマンダ・チェンバーズ氏は「再開にあたり動物園をドライブスルー方式で開園する新たなプランを考えました。来園者は事前に決められた3.4kmのルートに沿って車で移動し、安全な車内から沢山の動物たちを観覧することができます。州から運営再開許可が得られ次第、オンラインでチケットを販売する予定です」と再開の計画について語りました。

トロント動物園は新型コロナウイルスの影響により閉園を余儀なくされ、100名以上の従業員を一時解雇するなど現在も苦境が続いています。今回のドライブスルー方式による開園再開は斬新な運営方法として注目されており、経営難からの脱却に向けた起死回生のプランとして関係者からも期待が寄せられています。

カナダの主要な動物園や水族館を代表する業界団体「CAZA」のエグゼクティブ・ディレクターであるジム・ファセット氏は「運営再開に向けた計画は各動物園や水族館によって様々ですが対策は共通しています。例えば、来場者へのマスク配布、指定順路での観覧、来場者人数や来場時間の制限、現金を取り扱うショップの入場制限が挙げられます」と述べ、それぞれの施設が再開に向けて周到な準備を行っていることを評価しました。

カナダ政府は既に新型コロナウイルスにより大きな打撃を受けた観光産業への財政支援を発表していますが、動物園や水族館は政府の支援だけでは運営継続が困難であるとし、寄付を募るなど資金調達の模索が続いています。閉鎖が続くトロント動物園、カルガリー動物園、バンクーバー動物園は4月に共同で声明を発表し、餌代や環境維持費が賄えず財政難に直面している実情を訴えていました。

参考元 : CBC
https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/toronto-zoo-1.5570587

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