オンタリオ州 トロント・ピアソン国際空港でマスク着用義務を含む安全対策を施行

カナダでは連邦政府により発表された経済活動の再開計画において、公共の場でのマスク着用が推奨されています。これを受け、オンタリオ州にある国内最大級の空港“トロント・ピアソン国際空港”で新型コロナウイルスにおけるあらたな安全強化策を発表。同空港を運営するグレータートロント空港公団は6月1日より空港利用者およびスタッフに対して以下の対策を義務化しました。

• 2メートル以上の社会的距離保持
• ターミナル内でのマスクまたはフェイスカバーの着用(飲食時、2歳未満の乳幼児、呼吸器疾患者、補助なしでマスク等の着脱が困難な方を除く)
• 渡航者以外のターミナル利用制限(渡航者が16歳未満や補助が必要な場合を除く)
• 渡航者による手荷物受領後はターミナルからの速やかな退出を要求

同空港では安全対策のため、エスカレーターや手荷物カート、キオスク端末などの清掃強化や入場口での手指消毒が推奨されます。
カナダ国内の空港でも同様の対策が進められています。アルバータ州のエドモントン国際空港とカルガリー国際空港では5月21日より国外からの渡航者に対する検温、到着エリアにて“ウォークスルーサーマルスキャナー”の導入を開始。

また、公共交通機関においてはオンタリオ州で6月1日より乗客とスタッフに対しマスク着用の推奨、15日には義務化。6月3日にはカナダ連邦交通大臣のマークガレノー氏が飛行機、列車、船およびトランジットでのフェイスカバー使用義務を拡大しました。この影響から今後も各機関でのマスクおよびフェイスカバーの着用義務化の動きが進むことが予想されます。

トロント・ピアソン国際空港 : https://www.torontopearson.com/en/healthy-airport/healthy-passengers

RED DEER ADVOCAFE : https://www.reddeeradvocate.com/news/passengers-and-employees-at-pearson-airport-must-now-wear-masks-at-all-times/