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カナダのオンタリオ州にあるレミントンでは移民労働者のために新型コロナウイルスの検査センターが開設されました。
レミントンでは約8,000人の移民労働者が生活していますが、若年層が多く新型コロナウイルスの感染拡大リスクは低いとみられていました。しかし、先週に24歳、先々週には31歳の移民労働者が新型コロナウイルス感染により死亡。保健当局は現在までに170人以上の移民労働者が新型コロナウイルスの陽性反応を示していると発表し、移民労働者への感染リスクが危惧されています。
レミントンにあるレクリエーション複合施設を検査センターとして開設。1日で約500~600人を検査することが可能です。新型コロナウイルスの感染が確認された場合は同施設内の療養所での隔離または自宅で自己隔離が要求されます。
また、不当な賃金制度、マスクやフェイスカバーなど保護具の未着用、社会的距離の保持が困難な人数での労働など移民労働者の労働環境下での不適切な検疫体制が露呈。雇用者及び政府への苦情や批判が殺到しています。移民労働者同盟の主催者であるカレンコック氏は、移民労働者が労働環境について正当な権利を主張できるようカナダ連邦政府へ永住権の付与を要求。 同氏は声明で「これは移民労働者が抱えている中心的な問題であることを私たちは何年も前から知っていました。移民労働者は雇用主からの不当な解雇や国外追放を防ぐことができず、自身の権利を主張できない環境にいます。コロナ禍の中、職場での虐待や搾取が横行しています」と移民労働者の労働環境の悪化を示唆。
レミントンのヒルダ・マクドナルド市長は移民労働者の感染リスクに対応すべく、検査センターの早期開設を行った保健当局の判断を称賛したうえで、「労働者の生活環境は理想的とは言えません。感染拡大を防ぐために長期的なケアや消毒または清掃方法を改善する必要があります」と生活水準改善の必要性を強調しました。
オンタリオ州の生産者を代表する非営利組織“The Ontario Greenhouse Vegetable Growers”のゼネラルマネージャーであるジョー・スブロッキ氏は労働者による検査センターへのアクセス増加を図るため、業務をサポートする声明を発表。その上、「私たちの最優先事項は、農業で働く従業員の健康と安全です。感染リスクに晒されている人が検査センターを利用できるよう務めるとともに、重要な労働力を保護するためにあらゆる措置を講じることを求めます」と更なる労働者へのサポートの姿勢を示しました。
CBC : https://www.cbc.ca/news/canada/windsor/assessment-centre-migrant-workers-covid19-windsor-essex-1.5603400
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