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トロント市長のジョン・トーリー氏はトロント市内の自転車シェアリングサービス“バイク・シェア・トロント”の大幅なサービス拡大の計画を発表しました。トロント市では社会的距離を維持しながら移動できる手段として自転車を利用する人が増えているため、経済が再開するにあたり更なる需要が見込まれています。トーリー氏は「人々は新型コロナウイルスへ対応しながら社会へ戻る必要がありますが、安全な移動手段を求めています。それを実現するのが私たちの仕事であると考えました」とサービス拡大に至った経緯を語りました。
バイク・シェア・トロントは2013年に破産した民間会社からトロント市が引き継いだサービスです。当時はダウンタウンエリアに限られていましたが、現在では市内の25区のうち20区をカバーするまでに成長しました。トロント市は利用者が市内の何処にいても容易に利用できることを目標としており、今回のサービス拡大でカバーされるエリアは現在の2倍となります。
今回の計画では新たに1,850台の自転車、160か所のステーションが追加される予定です。これにより自転車は全体で6,850台に増え、ステーションは625か所へ拡大されます。またトロント市は8月より電動アシスト付き自転車を試験的に導入することも発表。トロント市の発表によると1度の充電で最大70キロメートルの走行が可能で、電動自転車の利用に追加の料金はかかりません。
新型コロナウイルスへの感染対策として、バイク・シェア・トロントでは3月に清掃プログラムの強化を行いました。しかし多くの人々が自転車を共有するため、感染を防ぐ方法として使用前に自転車を消毒するなどの衛生対策を利用者自身で必ず行うよう呼び掛けています。
参考元 : CTV NEWS
https://toronto.ctvnews.ca/toronto-is-significantly-expanding-its-bike-sharing-network-1.4976169
更新日 : 2024年4月24日
更新日 : 2023年11月18日
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