カナダ国立美術館が新型コロナウイルスへの安全対策を講じ7月18日より再開を発表

カナダ国立美術館は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館していましたが、7月18日より再開することを発表。同美術館のディレクター兼CEOであるサーシャ・スーダ氏は声明の中で、「多くの方々が美術館の再開を望んでいました。現在のような状況下においても、展示をご覧いただいた方へインスピレーションを提供できるよう願っています」と喜びを語りました。

同氏は「私たちは来場者の方々に出来る限り安全で快適な環境で展示をご覧いただくために、感染防止対策を実施します」と述べ、十分な安全対策が講じられることを強調しました。再開当初は開館日を木曜日から日曜までの週4日間とし、開館時間は午前10時から午後5時まで(木曜に限り午後8時まで)に短縮。来場者や美術館のスタッフの安全確保のため入場者数を制限し、美術館内にあるカフェテリアやバーは引き続き閉鎖されます。また、来場者が安全に芸術作品を鑑賞出来るよう次のような衛生対策を実施します。出入口や順路は一方通行となるように定め、社会的距離の保持を喚起する標識を設置。さらに手指の消毒液が増設され、クロークなどのカウンターには飛沫防止のためアクリル板が取り付けられます。マスク着用は必須ではありませんが、希望者には配布を行う予定です。

カナダ国立美術館は首都オタワに位置し、ガラス張りの外装が特徴的な美術館です。アンディ・ウォーホルなどの現代美術家の作品を中心にコレクションしています。パンデミックにより中断されていた特別展“国際先住民美術展”や“Beautiful Monsters”はスケジュールが変更され、会期が10月まで延長されました。詳細はオフィシャルウェブサイトをご確認ください。
カナダ国立美術館ウェブサイト : https://www.gallery.ca/

参考元 : OTTAWA CITIZEN
https://ottawacitizen.com/news/local-news/national-gallery-to-reopen-july-18-with-exhibitions-extended/wcm/2b929951-f8de-4784-a1c6-adae45fba767/