ケベック州 1月9日より夜間外出禁止令を発出

ケベック州政府は国内で初めて夜間外出禁止令を発出します。ケベック州では12月半ばより規制が強化されましたが、現在も連日2,000人を超える新規感染者が確認されている状況です。夜間外出禁止令は1月9日～2月8日まで施行され、午後8時～午前5時の間は仕事以外の理由で外出することが禁止となります。警察等が取り締まりを行い、不要不急の外出をした違反者には1000～6000ドルの罰金を科すと発表されています。ルゴー州首相は会見で当措置を「ショック療法」と表現し、「現在の状況下では必要な措置です」とコメントしました。
ケベック州では12月25日より非必須事業の閉鎖など厳しい措置が講じられていますが、閉鎖期間を2月8日まで延長することも発表されました。生活必需品を取り扱わない店舗は引き続き閉鎖され、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等は19時半までの営業となります。なお、学校は当初の予定通り11日から順次再開されますが、教室でのマスク着用が義務付けられます。
さらに州政府は新型コロナウイルスで入院している患者のうち約80％を65歳以上が占めていることから、65歳以上の市民に対し外出自粛を要請しました。ルゴー州首相は「全ての人々が制限措置を遵守する必要がありますが、65歳以上の方は特に外出を控え、人との接触を減らす努力をしてください」と呼び掛けています。また、州政府はワクチン接種のスケジュールを新たに公表しました。2月初旬までに医療従事者や介護施設の居住者25万人に接種を行い、2月中旬からは80歳以上を対象に接種が開始される予定です。
ケベック州の新型コロナウイルスに関する情報はケベック州の新型コロナウイルスと入国制限もご確認ください。

参考元 : Global News
https://globalnews.ca/news/7558944/quebec-curfew-coronavirus-lockdown-measures/