マニトバ州のブライアン・パリスター州首相はカナダ国内で変異種の症例が増加していることを受け、入州制限を強化すると発表。マニトバ州はこれまでブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、ユーコン準州、ノースウェスト準州、ヌナブト準州、オンタリオ州の北西部から訪れる入州者に対し自己隔離を免除していました。1月29日より当措置が撤廃され、陸路、空路に関わらず原則として全ての入州者に対し14日間の自己隔離が義務付けられます。なお、エッセンシャルワーカーや医療機関への通院、州境沿いに住む人々の生活必需品の購入等については引き続き自己隔離が免除となります。
パリスター州首相は、「恐らく長期間に渡り、この制限を継続する必要があります」と述べるとともに、「不要不急の理由で州外へ旅行することは控えてください」と州民に警告しました。マニトバ州ではイギリスや南アフリカの変異種は確認されていませんが、オンタリオ州やブリティッシュコロンビア州、アルバータ州などでは既に変異種の症例が報告されています。マニトバ州の副最高公衆衛生責任者であるジャズ・アトワル博士は、「今回の措置によって変異種の侵入を阻止することはできないかもしれないが、感染が広がるリスクは抑えられるでしょう」との見解を示しました。
また、パリスター州首相は「帰国者に対し追加の制限を設ける必要があると考えています」と述べ、入国者に対し制限を強化するようカナダ連邦政府へ求めました。トルドー首相は1月26日の会見で、「まもなく新しい渡航制限が導入されます」と明言しており、出入国に対する新たな制限が近日中にも施行される見込みです。
カナダの渡航制限についてはカナダの新型コロナウイルスと入国制限のページもご確認ください。
参考元:CTV NEWS
https://globalnews.ca/news/7600337/manitoba-premier-enacts-2-week-isolation-orders-for-travel-in-canada-calls-on-feds-to-close-borders/