カナダ外相がインド政府の対応を非難 外交官の国外退去をめぐり関係修復が難航

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カナダ外相がインド政府の対応を非難 外交官の国外退去をめぐり関係修復が難航

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カナダのジョリー外相は19日、インド政府から通告された現地に駐留する外交官41人の国外退去を承諾したと発表。カナダ側は退去を通告された今月3日から協議を行ってきましたが難航が続き、期限となる20日を目前に交渉は不調に終わりました。インド側は20日以降も現地に留まる場合は外交権をはく奪すると主張し、カナダ政府はさらなる関係悪化を懸念して容認した形となります。
両国の対立は今年6月にブリティッシュコロンビア州で発生した、カナダ籍のシーク教指導者ハーディープ・シン・ニジャール氏の射殺事件が発端です。トルドー首相が「この事件はインド政府が関与している」と発言して以来、両国の関係は急速に悪化。インド駐留外交官の大幅な減少によりムンバイやバンガロールの事務所窓口は業務を縮小し、ビザ申請サービスにも支障が生じています。カナダへの留学や就労を希望するインド市民は渡航延期を余儀なくされ、ビザ申請に関する正確な再開目途は立っていません。今年7月から移民大臣を務めるマーク・ミラー氏は、「ビザ申請は通常通り受け付けているが、大幅な人手不足により当面のあいだ確認作業に時間を要する」と説明。通常のビザ申請は取得までにおよそ1か月かかりますが、面接予約の集中や処理業務の停滞により遅延が予想されます。
今回の通告を受けてジョリー外相は、「インドが主張する外交権のはく奪は国際法に反する行為だ。外交特権が認められなければ、世界中の外交官が危険に晒される」と指摘。インド政府の要請を受け入れた一方、両国のさらなる緊張を避けるため対抗措置を行わない方針を示しました。

参考元:BBC NEWS

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