インド政府がカナダへのビザ発給を再開 規制緩和により関係修復に期待

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インド政府がカナダへのビザ発給を再開 規制緩和により関係修復に期待

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在カナダのインド大使館は26日、先月停止したカナダへのビザ発給を再開したと発表。インド政府は今月3日から現地に駐留するカナダ外交官の退去を要請し両国関係は緊張が続いていますが、さらなる情勢の悪化を危惧してビザの規制を緩和したとみられます。ビザの申請対象は原則としてインド出身者とその家族に限られ、会議への出席や医療上の目的も認めると説明。観光目的でのビザ発給は見送られる見通しです。
両国の関係は、今年6月に起きたカナダ籍シーク教指導者ハーディープ・シン・ニジャール氏の射殺事件から急速に悪化。インド政府はかねてからカナダ国内の一部シーク教徒から脅迫を受けており、現地に駐留する当局者の安全に懸念を示していました。インド側はニジャール氏の射殺事件をめぐり、「カナダ政府は我々が関与したと疑っている。これは政治的な圧力による内政干渉であり、看過できない深刻な問題だ」と主張。カナダに対しビザ発給の停止と駐留外交官の削減を通告し、今月20日の期限を超えて駐留した際は外交特権をはく奪すると警告しました。国際社会からはインドの強硬な態度に厳しい目が向けられ、アメリカとイギリスは「外交官の安全が脅かされる恐れがある」と懸念を表明。カナダ政府はインド側の要求を全面的に受け入れましたが、関係修復への道のりは未だ遠い状況です。
こうした中、インドのジャイシャンカル外相は、「我々の政策はウィーン条約の規定に則したものである」とコメント。国際社会からの意見に反論する一方、「カナダ政府の対応により、条件付きでビザ発給の再開も視野に入れる」と歩み寄る姿勢を示していました。これに対しカナダのマーク・ミラー移民大臣は、「インドへの渡航を希望する市民は大勢います。ビザ発給の再開は両国にとって相互理解の兆しとなるでしょう」と述べ、インド政府の規制緩和を歓迎しました。

参考元:BBC NEWS

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